Ernie Wilkins' Almost Big Band
with Kenny Drew Trio
1970年代からデンマークに活動の拠点を移したアーニー・ウィルキンス率いる「Almost Big Band」の
ライブ盤で、What's this here sambaとBosko's Businessがアーニー・ウィルキンスのオリジナル。
同様に欧州に移って活躍するケニー・ドリュー、リチャード・ブーン、エド・シグペン等が参加していて、
アーニー・ウィルキンスのダイナミックなアレンジによるエネルギッシュな演奏が聴けます。
Serenityはケニー・ドリュー作の美しいバラード。
アフロ系盛り上げナンバーのWhat's this here sambaは、アレンジ的にはちょっと物足らないかも。
全編でフルートとソプラノが活躍するSophisticated Ladyはちょっと新鮮なサウンドですね。
アルト＆ソプラノ・サックスで参加しているサヒブ・シハブがライナー・ノーツも書いています。
ヨーデル・スキャットの名手？のボントロのリチャード・ブーン君はここではおとなしいです。（笑）
右ジャケットは国内版CDバージョン。
大好き度：★★★
◎なかでもこの１曲！→「Bosko's Business」
アーニー・ウイルキンス自身作の「Way-Out Basie」を彷彿とさせるデーハなドライブ・ナンバー。
次々に繰り出すソロとバッキング・アンサンブルの応酬が熱いです。
1.Blues for Duane
2.Serenity
3.What's This Here Samba
4.Bosko's Business
5.Sophisticated Lady
6.Crisis
Benny Rosenfeld,trumpet,flugel; Palle Bolvig,trumpet,flugel;
Vagn Elsberg,trumpet,flugel; Tim Hagans,trumpet,flugel;
Richard Boone,trombone; Erling Kroner,trombone;
Sahib Shihab,alto & soprano sax,flute; Jesper Thilo,tenor & sopranosax,flute;
Bent Jaedig,tenor sax,flute; Per Goldschmidt,baritone sax;
Ernie Wilkins,tenor & soprano sax;
Kenny Drew,piano; Mads Vinding,bass; Ed Thigpen,drums;
Jun.10&11,1981,Copenhagen
Big Band Paradise
