高橋達也と東京ユニオン・オーケストラ
高橋達也が東京ユニオンのリーダーとなってからの初アルバムで、曲はすべて前リーダーである山屋清のオリジナル。
高橋達也以外は全員が20～30代と言うパワー溢れるバンドが山屋清のアグレッシヴなジャズ・ロックに挑戦して、
このバンドの実力をいかんなく発揮した素晴らしいアルバムです。
(1)～(4) は日本の四季を題材にした組曲ですが、同時代に宮間利之とニュー・ハードが取り組んでいた芸術路線とは違って
前衛的要素でなくジャズ・ロックによる情景表現が感じられる作品で、ニュー・ハードと言うよりは猪俣猛とザ・サードとの
ガチンコ勝負かも知れませんね。
大好き度：★★★★
◎なかでもこの１曲！→「First First」
これぞブラスロック！と言う感じの爆走ナンバー。
四方田勇夫のドラムのドライブ感がハンパ無いですが、ティンパニによるキメはやりすぎかも。(笑)
1.雅，寒，解
2.萌，開，結
3.授，盛，極
4.移，実，充－静
5.Introduction
6.Five Black Spot
7.Wax And Wane
8.First First
赤松広康，数原晋，永井真，福沢裕：trumpet
原田靖，宮崎英次郎，岡田光一：trombone
日下部徳一郎：bass trombone
富樫功，土井憲治：alto sax
高橋達也，長沢好宏：tenor sax
大村利正：baritone sax
金山正浩：piano
四方田勇夫：drums
福島達雄：bass
松本恒秀（ゲスト）：guitar
Oct.23&26, Nov.13,1972, Tokyo
Big Band Paradise
