Jumping Big

角田健一ビッグバンド

バンド結成15周年のアルバム。
サブタイトルの「スイングから武満徹まで」のとおりスイング時代のスタンダードから現代音楽までカバーするアラカルトですが、角田自身のオリジナル(1,2,4,5)でバンドの個性も主張しています。
この手のアルバムではオープニングはデーハな曲で先制パンチが常ですが、エレガントなワルツ Celebration と バラード曲 Nocturne の2連発で始まるのは新鮮ですね。
オリジナルのイメージを大きく外していない One O'Clock Jump,Take the A Train,Sing Sing Sing は、もう少しツノケン・カラーを出しても良かったかも。
Love for Sale の変幻自在のアンサンブル・アレンジは流石で、フェード・アウトしてしまうのは勿体ないです。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲! → 「Jumping Big」
角田健一のオリジナルで、ベイシー・バンドの「Basie!」を彷彿とさせる超然テンポ・ナンバー。
学バンの格好のターゲットですね。(笑)

1.Celebration
2.Nocturne
3.One O'Clock Jump
4.Jumping Big
5.Elegy
6.Take the A Train
7.Sing Sing Sing
8.Someone to Watch Over Me
9.Chrokee
10.Love for Sale
11.Mi-Yo-Ta

田中哲也,浦田雄揮,高瀬龍一,宮本やすし:trumpet
中路英明,橋本佳明,高橋英樹,朝里勝久,角田健一(2,6):trombone
今尾敏道,鈴木直樹,川村裕司,河村英樹,丹羽康雄:sax
井上祐一:piano
古西忠哲:bass
小山太郎:drums
宮之上貴昭(3,4,8):guitar
岡部洋一(10):pecussion

Sep.3-4,2005,Tokyo