Toshiko Akiyoshi - Lew Tabackin Big Band
長年、アメリカの内側から日本人を意識しながら活動を続けてきた秋吉敏子が、
自分のオーケストラと言う楽器で自分の音楽を表現したアルバム第一弾。
秋吉敏子から見たアメリカや、秋吉敏子の日本人としての感性を力いっぱいに
表現した新鮮な感覚のビッグ・バンドを楽しめます。
バンドは夫君のルー・タバキンとの双頭バンドで、秋吉敏子の音楽を音にする
楽器としてのビッグ・バンドを実質的にルー・タバキンが受け持っています。
American Balladにおけるブリット・ウッドマンの叙情的なトロンボーン・ソロは
美しいの一言。
右ジャケットはＵＳＡ盤ですが、ちょっと度肝を抜かれるデザインです。
(ジャケット提供:apicyさん)
大好き度：★★★
◎なかでもこの１曲！→「Kogun」
日本人の感性によるＪＡＺＺとして、東洋と西洋を自然に融合させる事に成功した
数少ないナンバーだと思います。
ルー・タバキンの素晴らしいフルート・ソロが、東洋（秋吉敏子）と西洋（アメリカ）
のインター・フェイス的な役割をしています。
1.Elegy
2.Memory
3.Kogun
4.American Ballard
5.Henpecked Old Man
Bobby Shew,trumpet; John Madrid,trumpet;
Don Rader,trumpet; Mike Price,trumpet;
Jim Sawyer,trombone; Charles Loper,trombone;
Britt Woodman,trombone; Phill Teel,trombone;
Dick Spencer,sax; Gary Foster,sax;
Lew Tabackin,sax,flute; Tom Peterson,sax;
Bill Perkins,sax;
Peter Donald,drums; Gene Cherico,bass;
Toshiko Akiyoshi,piano; Scott Elsworth,voice;
Apr.1974, Hollywood
Big Band Paradise
