Big B-a-d Band Live

Clark Terry's Big B-a-d Band



陽気でファンキーなサウンドのトランペットで独特のムードを振りまくクラーク・テリーが
自身のビッグバンドを率いてウィチタ・ジャズ・フェスに出演したライブ。
ジミー・ヒース、アーニー・ウィルキンス、フィル・ウッズ等をはじめとするパワフルなバンド
がエキサイティングなステージを繰り広げる楽しいアルバムです。
オープニングは熱い2ビートJAZZのUna Masでまず一発盛り上げるスタート。
ウェイン・ショーターのNefertitiは学生バンドあたりにウケそうなカッコいいアレンジですな。
アーニー・ウィルキンスの軽快なアレンジになるA列車はフィル・ウッズのメロディックフレー
ジングのソロが心地よいハッピーな演奏。
フィル・ウッズのオリジナルのRandiは、彼自身のソロとサックス・セクションのアンサンブル
がメチャ美しいフィル・ウッズの魅力が爆発のステキなバラードですね。
Mumblesはいきなりクラーク・テリー自身のブルージーなボーカルで始まるアップテンポの
ブルースで、後半のノーリズムのスキャットボーカル・コーラスがバカウケ。
それにしてもクラーク・テリーは知らないうちにバンドと観客を陽気で楽しくさせる不思議な
魅力がありますよね。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Sheba」
クラーク・テリー自身のオリジナルになるフリューゲル・フューチャーの美しいバラードで、
バックのアレンジはアーニー・ウィルキンス。
途中の倍テンコーラスでのフリューゲルの自由奔放なフレーズがマジカッコいいです。
フリューゲル・ソロでI Remember Crifford的なカッコいいバラードをキメたい人にはお勧め。

1.Una Mas
2.Nefertiti
3.Take The "A" Train
4.Randi
5.Mumbles
6.Sheba
7.Cold 'tater Stomp

Jimmy Heath,reed; Ernie Wilkins,reed; Phil Woods,reed;
Arnie Lawrence,reed; Charles Davis,reed
Clark Terry,trumpet; Jimmy Nottingham,trumpet;
Oscar Gamby,trumpet; Richard Williams,trumpet;
Greg Bobulinski,trumpet;
Sonny Costanza,trombone; Jack Jeffers,trombone;
Janice Robinson,trombone; Jimmy Wilkins,trombone;
Chuck Connors,trombone;
Ed Soph,drums; Wilbur Little,bass; Duke Jordan,piano

Apr.21,1974,Wichita

Big Band Paradise