Bopularity

北野タダオとアロー・ジャズ・オーケストラ

1950年代から活動している関西の老舗ビッグバンドの初?単独アルバム。
オリジナリティーを主張したアレンジと端正な演奏スタイルがこのバンドのポリシーを感じさせますね。
「A列車からりんご追分まで」と題したくなる多彩な選曲はこのバンドの懐の大きさを物語っていますが、さらに新しいレパートリーに挑戦する意欲も同時に感じます。
It's All Right With Me はボントロの宗清洋のフューチャー・ナンバー。
りんご追分でフューチャーされるケーナは、尺八よりはビッグバンドとの相性が良いように思います。
横山貴生のアルト・フューチャーによる哀愁系バラードの Lazy Night は北野タダオのオリジナル。
右ジャケットは、(6)抜きで2012年に再発されたCDバージョン。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲! → 「Bopularity」
やたらカッコいいマット・キャッティンガブの快速ナンバー。
中嶋俊夫のソロの後の「投げキッス」をステージで見てみたかったです。(笑)

1.Take The "A" Train
2.Caravan
3.I Remember Sliford
4.It's All Right With Me
5.Autgumn Leaves
6.りんご追分
7.Night Train
8.Lazy Night
9.Bopularity
10.Naima
11.Walkin'

北野タダオ:piano
横山貴生,泉和成:alto sax,soprano sax,flute
石田浩正:tenor sax,flute,quena
宮哲之(1,2,5,9-11),柴垣安宏(3,4,6-8):tenor sax,flute
河田健:baritone sax,bass clarinet,clarinet
渡辺隆,宮岡信夫,佐藤修,藤原敏,河野裕一(9):trumpet
宗清洋,谷口知巳,大迫明,長嶋徹:trombone
中村たかし:guitar
村松泰治:bass
中嶋俊夫:drums

Sep.1995, Osaka