Dynamic Brass

Nobuo Hara and His Sharps & Flats



当時のメジャーなポップスを山屋清のアレンジでカバーしたアルバムで、メンバーとしても
在籍した伏見哲夫(tp)と鈴木弘(tb)がゲスト参加。
両ゲストはソロだけでなくアンサンブルにも参加しているとの事で5+5の重量級ブラス隊による
迫力満点のサウンドです。
ビッグバンドによるポップス集ということでおおよそ想像通りですが、モダンなサウンドの
ジャズワルツで快調に飛ばすScarborough Fairは出色のアレンジですね。
トロンボーン隊の分厚いハーモニーで歌い上げるPeopleのテーマがなんとも心地よい。
若干ドライながらも艶のある録音音響も個人的には好きな感じです。
右ジャケットは近年リリースされたCDバージョンですが、デザインはLPジャケットの中の
折り込みグラビアのイラストが使われてます。

大好き度:★★

◎なかでもこの1曲!→「Those were the Days」
メリー・ホプキンのハスキーな歌声でヒットしたポップス曲で邦題は「悲しき天使」。
オリジナルのシュールなイメージを想像していたら聴いてビックリ!。
ハイテンポのアフロと4ビートでブっ飛ばす前田憲男顔負けのスーパー・アレンジで
リメイクされた超カッコいい演奏です。
いきなりブラス隊がパワフルにシャウトするイントロだけを聴いても曲名を当てられない
ことウケアイです。
できればエンディングにもうひと捻りあるとサイコーだったのですが。

1.Gumba Gumba
2.The Look of Love
3.Wave
4.Sitting on the Dock of the Bay
5.Moneypenny Goes for Broke
6.Hey Jude
7.Scarborough Fair/Canticle
8.The Fool on the Hill
9.People
10.Hold on, I'm Comin'
11.Those were the Days
12.Amen

Feb.18,1969

Big Band Paradise