Nobuo Hara's Sharps & Flats
シャープの演奏でジャズの変遷を４部構成にして聴かせようと言うＬＰ２枚組の企画物アルバムで、
アレンジは前田憲男(1,7,16,24)，小川俊彦(2-6,9,10,12,15,18,21,22)，山屋清(8,11,13)，オリバー・
ネルソン(14,17,19)，ゲイリー・マクファーランド(20)，藤井英一(23)の各氏。
ジャズの歴史を大雑把に「創世記」「スイング」「モダン・ジャズ」「前衛」と分けるのも無理がありますが、
それはさておき演奏の充実度とアルバムの完成度の高さはシャープの歴史に残るアルバムですね。
「3.2.1.0」はソロ・パートが無いショート・バージョン。
前田憲男氏オリジナルの「Resignation」はいつ聴いてもカッコいいナンバーです。
大好き度：★★★
◎なかでもこの１曲！→「Donna Lee」
お馴染みのゴキゲンなパーカー・ナンバーでアレンジは小川俊彦氏。
翌年にリリースされた前田憲男アレンジによるニュー・ハードの演奏が有名になりましたが、
こちらはデビッド・マシュウズのマンハッタン・サウンドっぽいシャレたアンサンブルが心地よい
ステキなバージョンです。
1.Dixie
2.Nobody Knows The Trouble I've Seen
3.High Society
4.Tin Roof Blues
5.Dardanella
6.Honky-tonk Train Blues
7.Take The "A" Train
8.One O'Clock Jump
9.Moonlight Serenade
10.Loch Lomond
11.Flying Home
12.Blue Frame
13.Night In Tunisia
14.Round Midnight
15.Donna Lee
16.Walking Shoes
17.Miles Tone
18.Whisper Not
19.3.2.1.0
20.Funky Broadway
21.Mac Evil
22.Immigrant Song
23.風車
24.Resignation
森川周三，隅山時一，岸義和，佐波博：trumpet
谷山忠男，橋爪智明，川口日出夫，中島正弘：trombone
前川元，鈴木孝二：alto sax
原信夫，西村昭夫：tenor sax
森川信幸：baritone sax
大野肇：piano & hammond，竹内弘：bass，中村吉夫：drums
直居隆雄，増尾好秋，幾見雅博：guitar
May.14-Aug.4,1971
Big Band Paradise
