Jazz Festival At Karuizawa Newtown-6

見砂直照と東京キューバンボーイズ
原信夫とシャープス&フラッツ



当時、新たに開発された軽井沢ニュー・タウンで、ニューポート・ジャズ・フェスティバルに匹敵する
ジャズ祭を意図して企画されたフェスティバルの最終日に収録されたライブ盤で、シャープの前に
出演した東京キューバン・ボーイズの演奏(1-5)とのコンピ。
真夏の避暑地で熱く燃えるシャープの演奏が楽しめます。
「白鳥の湖」はなんと、ベニー・グッドマン・バンドのSing,Sing,Sing仕立ての意表を突くアレンジで、
もちろんドラムの武藤敏文がジーン・クルーパばりのソロ・パフォーマンスを披露。
Black And Tan Fantasyでの五十嵐明要・原信夫・中山進治・福島照之・森川周三の各氏のソロが
これまた熱い。
アンコールのFlying Homeでフェスティバルのラストに相応しい賑やかな盛り上がりのクロージング。
観客の雰囲気・反応をもっと収録して欲しかった残念さはありますが、1960年代の強力メンバーを
擁した時代のシャープのノリノリの演奏を堪能できるアルバムです。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「After You've Gone」
小割まさ江のボーカルで聴かせるゴキゲンなスタンダード・ナンバー。
スロー・バラードでワンコーラス聴かせた後にリズム・チェンジで軽快&ゴージャスにスィングする
ボーカル・ナンバーは、定番とは言えカッコいいよねー、やっぱ。

1.Tequila
2.La Comparsa
3.城ヶ島の雨
4.Carioca
5.El Mambo
6.白鳥の湖
7.Black And Tan Fantasy
8.After You've Gone
9.Flying Home~Blue Flame

見砂直照と東京キューバンボーイズ (1-5)

原信夫とシャープス&フラッツ (6-9)
森川周三:trumpet; 福島照之:trumpet;
篠原国利:trumpet; 村田博:trumpet;
谷山忠男:trombone; 鈴木弘:trombone; 片岡輝彦:trombone;
前川元:alto sax; 五十嵐明要:alto sax;
原信夫:tenor sax; 谷口和典:tenor sax;
中山進治:baritone sax;
竹内弘:bass; 大西修:piano; 武藤敏文:drums;
小割まさ江:vocal (8)

Aug.4,1963, 軽井沢ニュー・タウン

Big Band Paradise