Dynamic Big Band

原信夫とシャープス・アンド・フラッツ



この時代の国内一流ミュージシャンやバンドが競う「The Best Players In Japan」シリーズ全10枚中の一枚。
お馴染みの曲を並べた単なる企画物かと思ったらこれが見当違いで、いずれの曲もパワフルなアンサンブルと
リキの入ったソロ・プレイを繰り広げるシャープのド迫力の演奏に度肝を抜かれました。
なかでも海老沢一博の華麗でメリハリのあるビッグバンド・ドラミングには脱帽ですね。
「ソーラン節」は1967年のニュー・ポート・ジャズ・フェスティバルで披露した前田憲男アレンジのナンバーで、
ニュー・ポート出演直後のスタジオ録音アルバム収録版よりさらにパワー・アップしたバージョン。
煌びやかでバランスの良い録音サウンドも〇。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Mack The Knife」
いきなりシャウトするイントロや後半のゴージャスなアンサンブルの迫力もハンパないですが、
海老沢一博のドラムがカッコ良すぎます。

1.One O'Clock Jump
2.Mack The Knife
3.Moonlight Serenade
4.When I Fall In Love
5.ソーラン節
6.Joshua Fit The Battle Of Jericho
7.Lullaby Of Birdland
8.The Girl From Ipanema
9.St.Louis Blues
10.Good By

森川周三,福島照之,隅山時一,佐波博:trumpet
谷山忠男,鈴木弘,橋爪智明,中島正弘:trombone
前川元,鈴木孝二:alto sax
原信夫,西村昭夫:tenor sax
森川信幸:baritone sax
藤井貞泰:piano,竹内弘:bass
直居隆雄:guitar,海老沢一博:drums

小川俊彦(1-4,6-10),前田憲男(5):arr

Jun.15&18,1970

Big Band Paradise