Double Exposure

Nobuo Hara and Sharps & Flats



秋吉敏子と藤井英一の作編曲によるアルバム。
特に秋吉敏子による4曲は、秋吉敏子/ルー・タバキン・ビッグバンドを結成して
本格的なビッグバンドによる音楽表現を始める直前の作品として興味深いです。
シャープス&フラッツの演奏も、アンサンブルに関する限り日本のビッグバンドも
十分に世界に通用すると思います。
右ジャケットは後年の再発LPバージョンですが、どう見ても別人に見える・・・

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Sumie(Impression Of Black And White Picture)」
後年のトシコ/タバキン・バンドの作品にも通ずるイメージを持つ、日本的な
サウンドとビッグバンドが自然に融合している素晴らしいナンバー。
この曲の演奏に関しては、演奏技術以前の問題として日本のビッグバンドに
優位性があると思います。

1.Let's Roll In Sake
2.Sumie(Impression Of Black And White Picture)
3.Fool
4.Ostinatism
5.Lonely Girl Of East
6.Double Exposure

森川周三,福島照之,篠原国利,佐波博:trumpet
谷山忠男,鈴木弘,橋爪智明,中島正弘:trombone
前川元,鈴木孝二:alto sax
谷口和典,加藤久鎭:tenor sax
森川信幸:baritone sax
小川俊彦:piano,竹内弘:bass
直居隆雄:guitar,海老沢一博:drums

Mar.3&4,1970

Big Band Paradise