Nobuo Hara and His Sharps & Flats plus All-Stars
前年の「Operation Glenn Miller」に引き続いてリリースされたＳＤＳシリーズの１枚で、
ゲストに北村英治（クラリネット）、増田一郎（バイヴ）、永田暁雄（ギター）の各氏が参加。
美しいアンサンブル主体のグレンミラーに対して、こちらはベニー・グッドマンと言う事で
コンボとフルバンドの対比に力を入れた構成となっています。
両アルバムともオリジナルのサウンドにさらにゴージャスなフルバンドで挑戦すると言う
意欲的な企画ですが、前作以上にアレンジャー各氏の手腕が発揮されたアルバムだと
思います。
それにしてもChina Boyでの北村英治氏のソロはいつ聴いても素晴らしいの一言。
中央ジャケットは高音質の４５回転ＬＰバージョンですが、収録時間の関係からか１曲少ない
１０曲構成。
ＣＤ版（右ジャケット）は、アルバム「Big Band Operation」からの９曲とのコンピ構成。
大好き度：★★★
◎なかでもこの１曲！→「Bugle Call Rag」
ゴージャスなサウンドのフルバンドとラグタイムを見事に融和させた大西修氏のアレンジが
聴き所の楽しいナンバー。
アップテンポの目まぐるしいアンサンブルを一糸乱れず吹きまくるシャープに脱帽です。
1.Let's Dance
2.Airmail Special
3.Stompin at the Savoy
4.Memories of You
5.Don't Be That Way
6.King Porter Stomp
7.Bugle Call Rag
8.Rose Room
9.China Boy
10.Sing, Sing, Sing
11.Goodbye
arr：山木幸三郎(1,5,8)，前田憲男(4,6,9)，山屋清(3,10,11)，大西修(2,7)
Jul.4-5,1963,Tokyo
Big Band Paradise
