Giant Steps

Nobuo Hara & His Sharps & Flats
Frank Foster
Elvin Jones



全編をフランク・フォスターの書き下ろしアレンジで制作されたアルバムで
Giant Steps以外はフランク・フォスターのオリジナル。
さらにゲストにフランク・フォスターとエルヴィン・ジョーンズを迎えての共演と
言う豪華な企画で、この二人のソロを中心にしていつにも増してのシャープの
エネルギッシュな演奏が素晴らしい意欲的なアルバムです。
Simoneは、コルトレーンばりのフランク・フォスターのソロのバックでバンドの
アンサンブルがだんだん盛り上がるカッコいいモード系JAZZワルツ。
JAZZロック(死語?)系のSomeone's Rockingではエルヴィンの縦横無尽な
ドラミング叩き出される複合リズムの不思議なビートがなぜか心地よい。
Shi-Tsu-Mon(質問)は、日本的音階?をモチーフにした組曲の一部。
兎に角、全編でエルヴィン・ジョーンズの存在感がとても大きなJAZZテイスト
たっぷりのエキサイティングなアルバムです。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Giant Steps」
ウディー・ハーマン・バンドをはじめとしていろいろなビッグバンドで取り上げ
られている不朽のコルトレーン・ナンバー。
ゴージャスなアレンジのテーマとフランク・フォスター自身のソロの後に続く
エキサイティングなアンサンブルがメチャカッコいいです。
エルヴィン・ジョーンズのエンディング前のインプロビゼィションもさる事ながら
全編をドライブする突き刺さるようなトップ・シンバル・レガートが強烈!

1.Simone
2.Someone's Rocking
3.Giant Steps
4.Shi-Tsu-Mon

原信夫,tenor sax; 前川元,alto sax; 鈴木和雄,alto sax;
唐木洋介,tenor sax; 森川信幸,baritone sax;
森川周三,trumpet; 佐波博,trumpet;
岡野等,trumpet; 羽毛知也,trumpet;
西山健治,trombone; 佐藤俊治,trombone;
花坂義孝,trombone; 及川芳雄,bass trombone;
川上和彦,guitar; 蒲池猛,piano;
小林順一,bass; 中村敬幸,drums;
Frank Foster,tenor/soprano sax;
Elvin Jones,drums;

Apr.19,1978,Tokyo

Big Band Paradise