Active Volcano

Nobuo Hara & His Sharps & Flats



当時の新進作編曲家のしかたたかし(上から読んでも下から読んでも同じ!)
の全曲アレンジによるコラボレィション・アルバムで、原信夫自身の作曲になる
Ondo(音頭)を除いてすべてしかたたかしのオリジナル。
若さあふれるフレッシュな作品を貫禄の#&♭の演奏で楽しく聴かせます。
いきなりノーリズムのトロンボーン・ソリから始まるActive Volcanoは、モダンな
アンサンブルをバックにスリリングなソロが繰り出すシャッフル・ブルース。
しかたたかしの新しいアレンジで聴かせるOndoでの和楽器チックな不思議な
サウンドは、彼自身のソプラノ・サックスの多重録音によるものだそうです。
South Windはタイトル通り、柔らかなサウンドが風に漂う心地良いバラード。
アルバム全体をバシっと引き締める中村敬幸のシャープなドラミングが気持ち
いいです。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Sharp Curve」
ラストは難しい事抜きにアップテンポで軽快にスィングする嬉しいナンバー。
中間で登場する分厚いトロンボーン・ソリも洒落てますし、前半で聴かせる
中村敬幸のブラシ・ワークも冴えまくりです。

1.Active Volcano
2.White Heron
3.Ondo
4.South Wind
5.Sharp Curve

前川元:alto & soprano sax,clarinet
鈴木孝二:alto & soprano sax,clarinet,flute
唐木洋介:tenor & soprano sax,flute
原信夫:tenor sax
森川信幸:baritone & soprano sax,bass clarinet
森川周三,佐波博,羽尾知也,菊池宏:trumpet,flugel
西山健治,花坂義孝,松林辰郎,川島茂:trombone
川上和彦:guita,蒲池猛:piano
小林順一:bass,中村敬幸:drums
しかたたかし:clarinet,soprano sax

Jun.25-27,1979,Tokyo

Big Band Paradise