Q Live In Paris Circa 1960

The Quincy Jones Big Band



1959年に旗揚げしたクインシーのビッグバンドが約1年にわたって欧州ロードを
していた時のパリでのライブ・アルバム。
オープニングのBirth of a Bandはバド・ジョンソンとジェローム・リチャードソンの
テナー・バトルが熱い超ウルトラ・ハイテンポのジャンプ・ナンバー。
ミディアム・ブルースのEverybody's Bluesでは、名手ジュリウス・ワトキンスによる
フレンチ・ホルンのプランジャー?ソロとクラーク・テリーのボーカルがブルージーで
なかなかイカしてます。
Stockholm Sweetnin'はクインシーのオリジナルのミディアム・テンポのナンバーで、
後年のサミー・ネスティコにも通じる洒落たアンサンブルのアレンジがステキですし、
フィル・ウッズがリードするサックス隊が活躍するダイナミックなTickle Toeも好きな
アレンジのひとつです。
右ジャケットのCDも中身は同じ。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「I Remember Clifford」
クラーク・テリーのフリューゲルで切々と唄い上げるご存じの美しいバラード。
ナット・ピアースによるこのアレンジは、この曲のベスト・アレンジだと思います。

1.Birth of a Band
2.Everybody's Blues
3.Mornin'
4.Tickle Toe
5.Stockholm Sweetnin'
6.I Remember Clifford
7.Walkin'

Phil Woods,sax; Poter Kilbert,sax; Jerome Richardson,sax;
Budd Johnson,sax; Sahib Shihab,sax;
Leonard Johnson,trumpet; Benny Bailey,trumpet;
Clark Terry,trumpet; Floyd Stadifer,trumpet;
Jimmy Cleveland,trombone; Ake Persson,trombone;
Melba Liston,trombone; Quentin Jackson,trombone;
Julius Watkins,french horn;
Pattie Bown,piano; Buddy Catlett,bass;
Joe Harris,drums; Les Spann,guitar,flute;

Feb.14,1960, Paris

Big Band Paradise