スタンダード・ボッサ

宮間利之とニュー・ハード+ラテンパーカッション
山本邦山,横山勝也
沢井忠夫

ニュー・ハードが琴や尺八奏者との共演で制作したホザノヴァ・アルバムで、副題は「Original Bassa Sound」。
ライナー・ノーツでは山本邦山が主役のアルバムのように書かれてますが、尺八や琴の出番は少なく、あくまでもニュー・ハードによるボサノヴァ集です。
個人的には、頑張ってもフルートに近づくだけの尺八と西洋楽器のコラボはあまり刺さらないのですが、琴は異文化融合の可能性を秘めていますね。
国内アルバムにしては珍しく残響リッチのバタくさいゴージャス系サウンドで、レパートリーも含めて同時期のウディ・ハーマンのアルバムを思い起こさせます。

大好き度:★★

◎なかでもこの1曲! → 「Constant Rain」
セルメンのレパートリーとしてもお馴染みの耳慣れたナンバー。
躍動する琴の華やかな音色と、コージャスなビッグバンドのコラボが心地良いです。

1.Adieu Tristesse(悲しみよさようなら「黒いオルフェ」より)
2.The Look Of Love(「カジノロワイヤル」より)
3.Sunny
4.IL Bacio(バルバラのテーマ「野生の眼」より)
5.Mas Que Nada
6.Constant Rain
7.Vivre Pour Vivre(パリのめぐり逢い)
8.Un Homme Et Une Femme(男と女)
9.Agua De Beber(おいしい水)
10.The Girl From Ipamema

山本邦山(1,5,8),横山勝也(8):尺八
沢井忠夫(1,6,9):琴
山木幸三郎,高見弘:arr

1968