Gerry Mulligan '63

Gerry Mulligan and The Concert Jazz Band



タイトルは「'63」ですが実際は1962年末にレコーディングされたアルバム。
メンバーは少しずつ変わってきていますが、マクファーランドやブルックマイヤーに
よるナンバーがメインのスタイルは変わらずこのバンドの魅力は失われていません。
ギターのジム・ホールが参加しているのが興味深いですが、このバンドの初期から
活躍していたドラムのメル・ルイスが抜けているのはちょっと残念なところ。
(代わりのドラムが元ベイシーバンドのガス・ジョンソンなのはちょっと意外ですが)
ジェリー・マリガンの個人的な魅力もさる事ながら、このThe Concert Jazz Bandは
エリントンとサド・メルの両方の雰囲気を併せ持った不思議なバンドですね。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Big City Blues」
ボブ・ブルックマイヤー作の都会的サウンドのブルース。
わかりやすいアンサンブルと、ジム・ホールやクラーク・テリーの洒落たソロとの
組み合わせが絶妙です。

1.Little Rock Getaway
2.Ballad
3.Big City Life
4.Big City Blues
5.My Kinda Love
6.Pretty Little Gypsy
7.Bridgehampton South
8.Bridgehampton Strut

Gerry Mulligan,baritone sax,piano;
Clark Terry,trumpet; Nick Travis,trumpet;
Doc Severinsen,trumpet; Don Ferrara,trumpet;
Bob Brookmeyer,trombone; Willie Dennis,trombone;
Tony Studd trombone;
Gene Quill,sax; Eddie Caine;sax;
Jim Reider,sax; Gene Allen,sax;
Jim Hall,guitar; Bill Crow,bass; Gus Johnson,drums;

Dec.18-21.1962, New York

Big Band Paradise