Moritat

Manhattan Jazz Orchestra



奇才デビッド・マシュウズが率いるマンハッタン・ジャズ・オーケストラのアルバム第2弾。
お馴染みのナンバーを超都会的なモダンなサウンドと元曲の従来イメージにとらわれない
斬新なアレンジで料理して聴かせてくれます。
特に強烈なラッパ・セクションのリードによる透き通ったアンサンブルは、まさに大都会の
夜のイメージそのものですね。
マンハッタンの闇に溶け込むような美しいバラードLonely Promisesは、このアルバム中
唯一のマシュウズのオリジナル。
タイトル曲Moritatは、従来のこの曲のイメージとガラっと違うメロウなアレンジでちょっと
意表を突かれます。
タイトル「チェロキー」として再発されたアルバム(ジャケット右)も同一アルバムですが、
タイトルもデザインも変えての再発はちょっと反則では?

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Cherokee」
シャープでイカすアンサンブルで始まりテーマ・メロディーがなかなか姿を見せないミステ
リアスなアレンジで気を持たせるお馴染みのナンバー。
シンプルなピアノ・ソロはマシュウズ自身。

1.Comin' Home Baby
2.Cherokee
3.Take Five
4.Sandu
5.Lonely Promises
6.Minority
7.Moritat(Mack The Knife)

Jon Faddis,trumpet; Joe Shepley,trumpet; Randy Brecker,trumpet;
Ala Rubin,trumpet; Lew Soloff,trumpet;
Jim Pugh,trombone; Keith O'Quin,trombone; Birch Johnson,trombone;
Dave Taylor,bass trombone; Tony Price,tuba;
Chris Hunter,alto sax; Laurence Feldman,alto sax,tonor sax,flute;
Lew Delgade,flute; Roger Rosenberg,bass clarinet;
David Matthews,piano; Chip Jackson,bass; Danny Gottlieb,drums;

Sep.12,17,23 & 24,1990,New York

Big Band Paradise