Sing Sing Sing 2010

Manhattan Jazz Orchestra

前年が生誕100年だったベニー・グッドマンのトリビュート・アルバムで、 For A Good Man のみマシュウズのオリジナル。
例によって原曲のイメージに囚われないミラクルなアレンジでそれぞれの曲を斬新なサウンドで蘇らせてますが、今回は変態リズムは封印して全編4ビート・アレンジなのはキング・オブ・スイングに敬意を表してと言うところでしょうか。
アルバム・タイトルでもある Sing Sing Sing [2010 version] は、オリジナルさながらのテンションをそのまま現代風にアレンジしたナンバーで、もちろんここでもドラム君がご苦労様の大活躍です。(笑)
マシュウズがグッドマンに捧げた For A Good Man は、ほっこりするミディアム・バウンス・ナンバー。
エンディングの Good Bye は、個人的にはちょっとドラマチックすぎるアレンジのような気もしますが。
右ジャケットは、このアルバムとグレン・ミラー・ナンバーをカバーしたアルバム「In The Mood」とカップリングした2CDバージョン。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲! → 「King Porter Stomp」
軽快でハッピーなスイング・ナンバーをマシュウズ流の斬新なアンサンブルで楽しませてくれます。

1.Sing Sing Sing [2010 version]
2.Don't Be That Way
3.Memories Of You
4.One O'Clock Jump
5.For A Good Man
6.King Porter Stomp
7.Good Bye

David Matthews:piano
Lew Soloff,Walter White,Scott Wendholt,Kenny Rampton:trumpet
John Fedchock,Birch Johnson,Larry Farrell:trombone
Dave Taylor:bass trombone
Chris Hunter:alto sax,flute,alto flute
Andy Snitzer:tenor sax,soprano sax
Bob Malack:soprano sax,tenor sax,clarinet
Scott Robinson:bass clarinet,clarinet,baritone sax
John Clark,Vincent Chancy:french horn
Tony Price:tuba
Chip Jackson:bass
Terry Silverlight:drums

Dec.13-14,2009, New York