Hey Duke!

Manhattan Jazz Orchestra



MJO結成10周年のこの年はエリントン生誕100周年でもあり、リリース・アルバムが
エリントン・トリビュートととなるのは当然の成り行き。
「ギル・エバンスの編曲を研究していくうちにエリントンの奥深さにたどりついた」と言う
マシュウズが放ったエリントン・アルバムは斬新さにアッケにとられる事ウケアイです。
熱烈なエリントン信奉者はこのアルバムを聴かない方が幸せかも知れませんが、
天国のエリントン自身はニヤリとしているのかも知れません。
どの曲も凝りに凝ったマシュウズ流のアレンジで、リズム・チェンジしてアップテンポで
スイングしてしまうMood Indigoには流石にクリビツですね。(笑)
クリス・ハンターのアルト・ソロフューチャーで美しく聴かせるSong For Edward は勿論、
マシュウズがエリントンに捧げるオリジナル。

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲!→「It Don't Mean A Thing If It Ain't Got That Swing」
いきなりイントロから度肝を抜く変幻自在のアレンジに乗って、パワフルなアンサンブルと
グルーヴィなソロの連発でラストまで一気に押しまくる不滅のエリントン・ナンバー。
まさにMJO!と納得するナンバー。

1.It Don't Mean A Thing If It Ain't Got That Swing
2.Prelide To A Kiss
3.Mood Indigo
4.Come Sunday
5.Stain Doll
6.Song For Edward
7.Cotton Tail
8.In A Sentimental Mood

Lew Soloff,trumpet; Ryan Kisor,trumpet;
Joe Shepley,trumpet; Scot Wendholt,trumpet;
Jim Pugh,trombone; Larry Farrell,trombone;
Birch Johnson,trombone; David Taylor,bass trombone;
Fred Griffen,flugel; John Clark,flugel(3-7); Chris Comer,flugel(1,2,8);
Tony Price,tuba;
Chris Hunter,alto sax; Aaron Heick,soprano sax,clarinet(1,2,5,7,8);
Lawrence Feldman,soprano sax,clarinet(3,4,6); Roger Rosenberg,bass clarinet;
David Matthews,piano; Chip Jackson,bass; Terry Silverlight,drums;
Christine Sperry,vocal(4);

Jul.28&29,1999,New York

Big Band Paradise