Play It Again Sam

The Frank Capp Juggernaut



前作のニール・ヘフティ集に続いて今度はサミー・ネスティコ集と言う事で
JUGGERNAUTとしては当然の成り行き?とも言えるアルバム。(笑)
アマチュアバンドや学生バンドの人気No.1のネスティコナンバーの中から
オイシイ曲を集めてJUGGERNAUTのカラっとしたサウンドで楽しく聴かせて
くれます。
ネスティコとくればオープナーはこれしかない定番のThe Heat's Onで、
フランク・キャップの楽しそうな顔が思わず想像できてしまいますね。
7分を超える長大なWarm Breezeもあまり飽きさせないのは、このバンドの
カラーに依るところが大きいかも。
ゆったりテンポのベイシー・バンドの演奏ではちょっとタルい感じもあった
Freckle Faceも軽快テンポで快調に飛ばす演奏でなかなかいい感じです。
猛烈なスピードで突っ走るWind Machineはさすがにソロもロレツが回らずに
意欲先行型学生バンドのノリになってしまっているのはご愛敬。
全体的には、ちょっとモコモコしたサウンドのスネアがもう少しキレの良い
響きだと嬉しいんだけど・・・

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Soft As Velvet」
文字通りベルベット・ムード満点のアルト・ソロフュチャーのバラード。
Steve Wilkersonのメロウなアルトがメチャ美しいです。

1.The Heat's On
2.Warm Breeze
3.Ja-Da
4.Sweet Georgia Brown
5.Katy
6.Wind Machine
7.Soft As Velvet
8.Ya Gotta Try
9.Freckle Face
10.Satin 'N' Glass
11.88 Basie Street
12.Night Flight

Frank Zsabo,trumpet; Carl Saunders,trumpet;
Bob Summers,trumpet; Bill Berry,trumpet;
Conte Candoli,trumpet;
Andy Martin,trombone; Thurman Green,trombone;
Dana Hughes,trombone; Alan Kaplan,trombone;
Jackie Kelso,alto sax; Steve Wilkerson,alto sax;
Rickey Woodard,tenor sax; Pete Christlieb,tenor sax;
Bob Efford,baritone sax;
John Pisano,guitar; John Pisano,guitar;
Gerry Wiggins,piano; Chuck Berghofer,bass;
Frank Capp,drums;

Sep.24 & Oct.7-8,1996, Hollywood

Big Band Paradise