Woody Herman 2030
Woody Herman Orchestra
東欧ポーランドでのライブ・アルバム「17:30」のライブ後半を収録したと思われるアルバム。
古くからの定番ナンバーがメインの「17:30」に対してこちらは1970年代の新しいレパートリー主体のアグレッシヴなステージです。
息もつかせぬ猛スピードで走り抜けるチック・コリアのSpainの盛り上がりはライブならではですね。
キャロル・キングのCoryzonでのミステリアスな雰囲気もなかなかハマってます。
やたらカッコいい快速2ビート・ナンバーKilgore Troutはピアノ・ソロで大暴れするLyle-David Maysのオリジナル。
ラストのMcArthur Parkでメンバーのソロ・リレーから最後はお祭り騒ぎで昇天してエンディング。
ユーモラスなイラストの左ジャケット・バージョンと、シンプルな右ジャケット・バージョンがあります。
(2),(5),(6)の3曲はアルバム「17:30」とのコンピでCD化されてます。
大好き度:★★★
◎なかでもこの1曲!→「Penny Arcade」
ジョー・ファレル作のダイナミックなジャズファンク・ナンバー。
年老いてなお若い感覚を貪欲に取り込むハーマンのエネルギーに脱帽です。
1.Penny Arcade
2.Fanfare For The Common Man
3.Spain
4.Coryzon
5.Kilgore Trout
6.McArthur Park
Woody Herman:clarinet,alto sax,soprano sax,vocal
Jeffery Davis,Nelson Hatt,John Hoffman,Dennis Dotson,William Byrne:trumpet
James Pugh,Dale Kirkland,Vaughn Wiester:trombone
Frank Tiberi:tenor sax,flute,fagot
Gary Anderson:tenor sax,flute
Salvatore Spicola:tenor sax,flute,piccolo
John Oslawski:baritone sax
Lyle-David Mays:piano
Wilburn Stewart:bass
Stephen Houghton:drums
Feb.25,1976, Warsaw
Big Band Paradise