The King James Version

Harry James & His Big Band



Comin' From A Good Place」と同日の録音で、同じくダイレクト・カッティング・レコーディングによるアルバム。
ダイレクト・カッティング特有のおとなしい演奏や各曲が尻切れトンボになりがちなのはやむを得ないですが、
還暦を迎えたハリーのパツラは躍動感が無く、流石に衰えは隠せないですね。
両アルバムとも場所が教会の礼拝堂での録音と言うのが珍しいですが、録音音響がアマチュアバンドの
プライベート録音みたいなちょっと残念なサウンドです。
尚、Lara's Theme の途中のハリーのソロに入る部分で針飛びのようなリズムアウトがありますが、
LPもCDも同様ですのでオリジナルの原盤にキズがあるのかも知れません。

大好き度:★★

◎なかでもこの1曲!→「Cherokee」
Sing Sing Sing みたいなパスタム・ソロで始まるアレンジが新鮮。
ドラムのレス・デマーレ君がやたら張り切ってます(笑)。

1.Corner Pocket
2.Lara's Theme
3.Cherokee
4.More Splutie,Please
5.Traces
6.Don't Be That Way
7.Sweet Georgia Brown
8.Shiny Silk Stockings
9.Blues Stay Away From Me

Harry James:trumpet
Nick Buono,Gino Bozzacco,William Hicks,Robert Berrenson:trumpet
Tom Padveen,Chuck Anderson,Houghton Peterson:trombone
Quin Davis,Pat Longo,Mel Kunkle,Bob Lawson,Norman Smith:sax
Tommy Todd:piano
Dave Stone:bass
Les DeMerle:drums

Jul, 29&30,1976. Hollywood

Big Band Paradise