Maynard Ferguson Orchestra
ファーガソンが音楽を担当した「Straightaway」と言う米国のＴＶシリーズに登場する曲のアルバム化だそうで、
すべてファーガソンのオリジナルでアレンジはドン・セベスキーとウィリー・メイデンが担当。
番組は見た事がないので良く分かりませんがどうやらレーシングカーをテーマにした内容だったらしく、
曲のタイトルもそれらしい感じですしジャケットもソレっぽいですな。
（もっともロードスターでレースでもないですが、ジャガーＥタイプは20世紀最高にカッコいい車なので許します。）
登場するナンバーはＴＶ音楽と言ってもジャージーなイカした曲ばかりで、メインテーマの Straightaway の冒頭から
いきなりファーガソンのラッパが暴れまくりでゴキゲンですが、アフロキョーバン系の Mambo La Mans は
個人的には敬遠したいところ。
Up Shift はその名のとおりテーマ・チェンジと共にだんだんテンポがアップしていく面白いアレンジ。
コンテンポラリーなアンサンブルとソロがやたらカッコいい Stroking は、モダン・ジャズのビッグバンド・アレンジと
言われたら信じてしまうナンバー。
CDバージョンは、アルバム「Maynard '61」とカップリングされた2 Albums in 1 CD。
大好き度：★★★
◎なかでもこの１曲！→「Last Lap」
恐らくレーシングバトルのシーンに使われたのではないか思われるような目まぐるしい急速ナンバーで、
もちろんファーガソンのハイノート・キックが豪快に炸裂しまくります。
タイコのルーファス・"スピーディ"・ジョーンズ君も本領発揮か？（笑）
1.Straightaway
2.Apprehension
3.Mambo La Mans
4.Cocky Scott
5.Up Shift
6.Last Lap
7.Melancholia
8.Pit Stop
9.Stroking
10.After The Race
Lanny Morgan,alto sax; Willie Madien,tenor sax;
Don Menza,tenor sax; Frank Hittner,baritone sax;
Maynard Ferguson,trumpet; Chet Ferretti,trumpet;
Don Rader,trumpet; Bill Berry,trumpet;
Ray Winslow,trombone; Kenny Rupp,trombone;
Jaki Byard,piano; John Neves,bass; Rufus Jones,drums;
Jun.20&21,1961,New York
Big Band Paradise
