Live In Zurich 1950

Duke Ellington And His Orchestra

スイス・チューリッヒのコングレスハウスでのライブを収録したアルバム。
スタープレイヤーにスポットあてるナンバーで聴かせるスタイルはエリントン流ですが、この時代はドラムがソニー・グリアと言う事もあってか後年よりワイルド系の雰囲気ですね。
（ブッチ・バラードと言う二人目のドラマー が同行してますが、素行に問題がある？ソニー・グリアのバックアップらしいです）
お馴染みのイントロで始まるＡ列車は、ソロはエリントンのピアノだけです。
St.Louis Blues は、マルチプレイヤーのレイ・ナンス君のボーカル・ナンバー。
メンバーにケイ・デイビスと言う女性シンガーもいますが、特に彼女のボーカル・ナンバーとかは無く、Creole Love Call でのスキャットでの登場だけです。

大好き度：★★

◎なかでもこの１曲！ → 「How High The Moon」
ドン・バイアスのテナーをフューチャーしたお馴染みのナンバー。
バラード調の前半もリリカルに唄い上げますが、リズムチェンジした後半の熱演も聴きものです。

1.Suddenly It Jumped
2.Ring Them Bells
3.Creole Love Call
4.Paradise
5.Air Conditioned Jungle
6.How High The Moon
7.The Tattooed Bride
8.Take The "A" Train
9.Frankie & Johnny
10.Rockin' In Rhythm
11.Violet Blue
12.St.Louis Blues
13.S'wonderful
14.The Jeep Is Jumpin'

Harold Baker,Al Killian,Nelson Williams,Ernie Royal,Ray Nance:trumpet
Lawrence Brown,Quentini Jackson,Theodore Kelly:trombone
Jimmy Hamilton,Johnny Hodges,Russell Procope,Don Byas,Alva McCain,Harry Carney:sax
Duke Ellington,Billy Strayhorn:piano
Wendell Marshall:bass
Sonny Greer,Butch Ballard:drums
Kay Davis:vocal

May.2,1950,Zurich,Switzerland

Big Band Paradise