In The Uncommon Market

Duke Ellington And His Orchestra
Duke Ellington Trio

スウェーデンとイタリア公演のライブの一部と、フランスでスタジオ録音されたトリオ演奏を収録したアルバムで、(8)~(10)がピアノ・トリオ演奏。
ジャケットに録音データの記載はありませんが、1963年の欧州ツアー中の音源を、後年にノーマン・グランツがパブロ・レーベルからアルバムとしてリリースしたもののようです。
(1)~(3)はステージの定番ですが、ジョニー・ホッジスの Star-Crossed Lovers と、ポール・ゴンザルベスの In A Sentimental Mood のバラード2連発は至福ですね。
(尚、In A Sentimental Mood は、独盤LPのジャケットでは「Getting Sentimental Over You」と誤クレジットされてます)
独盤LPのジャケットで Paris Blues とクレジットされている怪しげなルンバ調の Guitar Amour は、エリントンが音楽を担当した映画「Paris Blues」の挿入曲で、サントラではアコースティック・ギターで奏でる切ないメロディーをここではレイ・ナンスの流麗な?バイオリン・ソロで唄います。
ところで、Pastasitta というのは何処にあるのでしょうか?(謎)

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲! → 「E.S.P.(Extra Sensory Perception)」
名手ポール・ゴンザルベスをフュチャーした急速ナンバー。
この手の曲でのゴンザルベス君の湧き出るようなソロ・フレーズには、いつもながら驚愕です。
途中からキャット・アンダーソンによる煽りも入って、ますますヒート・アップするのはステージならではですね。笑

1.Bula
2.Silk Lace
3.Asphalt Jungle
4.Star-Crossed Lovers
5.In A Sentimental Mood
6.E.S.P.(Extra Sensory Perception)
7.Guitar Amour (from "Paris Blues")
8.The Shepherd (First Concept)
9.The Shepherd (Seconf Concept)
10.Kinda Dukish

Cootie Williams,Cat Anderson,Roy Burrowes,Ray Nance:trumpet
Lawrence Brown,Buster Cooper,Chuck Connors:trombone
Johnny Hodges,Russell Procope,Jimmy Hamilton,Paul Gonsalves,Harry Carney:reeds
Ernie Shepard:bass
Sam Woodyard:drumes
Duke Ellington:piano

1963?, Stockholm,Pastacitta,St.Paul-de-Vence