Latin American Suite

Duke Ellington And His Orchestra

エリントンでは珍しいラテン・アメリカをモチーフにしたアルバム。
同年の9月に中南米(ブラジル・ウルグアイ・アルゼンチン・チリ・メキシコ)のツアーを敢行していますので、このツアーのインプレッションかも知れません。
アフロ系のジャングル・サウンドとは趣が異なり、ラテン・ムードが漂うアンサンブルが主体の新鮮な感覚のエリントン・サウンドですね。
ジャケットにメンバーの記載は無く、メンバーのソロも控えめという点でも異色のアルバム。

大好き度:★★

◎なかでもこの1曲! → 「Chico Cuadradino」
マーサー・エリントンとの共作になるルンバ系ナンバー。
エリントンらしからぬ陽気な雰囲気に時々絡むミステリアスなハーモニーがスパイスです。

1.Oclupaca
2.Chico Cuadradino
3.Eque
4.Tina
5.The Sleeping Lady and the Giant Who Watches Over Her
6.Latin American Sunshine
7.Brasilliance

Nov.5,1968, New York
Jan.7,1970, Las Vegas(4)