Newport 1958
Duke Ellington And His Orchestra
Recorded at the Newport Jazz Festival となっていますが、フェス当日の実際のライブ音源は(1),(9)のみで、その他の曲は後日のスタジオ録音。
ライブ音源が残されているにもかかわらず２曲を除いてスタジオ録音版に置き換えられているのは意外ですが、逆に当日の演奏曲のダイジェストのスタジオ・バージョンにライブから２曲を追加したアルバムと考えれば良いのかも知れません。
Just Scratchin' The Surface はアトミック・ベイシー・テイストのファンキーなミィディアム・スイング・ナンバー。
Prima Bara Dobla はゲストのジェリー・マリガンとハーリー・カーネイをフューチャーしたナンバーで、２大バリトン奏者の共演として貴重な音源てすね。
CDバージョンは、LPの内容に Happy Reunion, Jazz Festival Jazz, Mr.Gentle And Mr.Cool, Feet Bone の４曲のライブ音源を加えた Mosaic レーベルの1枚物や、冒頭のＡ列車やマヘリア・ジャクソンとの共演も含めたすべてのライブ音源も収録されているコンプリート２枚組があります。
大好き度：★★★
◎なかでもこの１曲！ → 「Happy Reunion」
ポール・ゴンザルベスをフューチャーした美しいバラード・ナンバー。
普段のゴンザルベス君のイメージとはちょっと違う一面を発見します。
欲を言えばエンディングはカデンツァで盛り上がって欲しかったですが。
1.Just Scratchin' The Surface
2.El Gato
3.Happy Reunion
4.Multicolored Blue
5.Princess Blue
6.Jazz Festival Jazz
7.Mr.Gentle And Mr.Cool
8.Juniflip
9.Prima Bara Dobla
10.Hi Fi Fo Fum
Clark Terry:trumpet,flugelhorn
Ray Nance:trumpet,violin
Cat Anderson,Shorty Baker,Cootie Willams:trumpet
Britt Woodman,John Sanders,Quentin Jackson:trombone
Johnny Hodges,Russell Procope:alto sax
Jimmy Hamilton:tenor sax,clarinet
Paul Gonsalves:tenor sax
Harry Carney:baritone sax
Duke Ellington:piano
Jimmy Woode:bass
Sam Woodyard:drums
Ozzie Bailey:vocal (4)
Gerry Mulligan:baritone sax (9)
Jul.3,1958, Newport (1,9)
Jul.21,1958, New York (2-8,10)