Vocalese

The Manhattan Transfer
The Count Basie Orchestra

4人組ジャズ・コーラス・グループのマンハッタン・トランスファーが、ジャズの名演奏を完コピのコーラスで再現すると言うトンデモない企画のアルバム。
ベイシー・ナンバーからはオールド時代の2曲(2,8)ですが、この2曲はなんとバックにザ・カウント・ベイシー・オーケストラが参加しているとの事。
録音時期の詳細は不明ですが、アルバム・リリースがベイシー没後間もない時期である事とバンド・メンバーの顔ぶれから、サド・ジョーンズがリーダーの正式な継承バンドになる前の暫定メンバーによるバンドと思われます。
超絶ナンバーとして有名な Blee Blop Blues (元曲は1952年7月のクレフ盤バージョン) に挑戦しているのはマントラらしいですね。笑
2曲ともフレディー・グリーンの存在感が際立っていて、ベースやドラムが目立たないです。

大好き度:★★

◎なかでもこの1曲! → 「Rambo」
J.J.ジョンソン作の軽快スイング・ナンバーで、元曲は1946年2月のコロンビア盤バージョン。
もちろん、バック・クレイトンやJ.J.ジョンソンのソロもそのままヴォーカライズされてます。

1.That's Killer Joe
2.Rambo
3.Airegin
4.To You
5.Meet Benny Bailey
6.Another Night In Tunisia
7.Ray's Rockhouse
8.Blee Blop Blues
9.Oh Yes! I Remember Clifford
10.Sing Joy Spring
11.Move

The Count Basie Orchestra(2,8)
Marshall Royal,Danny House(2)/Danny Turner(8),Kenny Hing,Eric Dixon,Johnny Williams:sax
Byron Stripling,Bob Ojeda(2)/Eugene"Snooky"Young(8),Sonny Cohn,Johnny Coles:trumpet
Mel Wanzo,Clarence Banks,Charlie Loper,Bill Hughes:trombone
Freddie Green:guitar
Yaron Gershovsky:piano
Ray Brown:bass
Grady Tate:drums

1985?