Count Basie And His Orchestra
あの「April In Paris」の直後にレコーディングされたアルバムで、アーニー・
ウィルキンスのナンバーをメインに、ニール・ヘフティ、フランク・フォスター、
ジョー・ニューマン、ジョニー・マンデル等のナンバーで構成されたアルバム。
珍しくマーシャル・ロイヤルのクラリネット・ソロがフューチャーされた
Blues Inside Outはエリントン・ムードが漂う異色のナンバー。
アップテンポのマイナー調ブルースのBig Redも、ベイシー・バンドとしては
異色のサウンドですね。
フランク・フォスターのミディアムスロー・ナンバーLady In Laceでは、彼自身
のムーディーなテナー・ソロがステキです。
「April In Paris」と共に、ベイシー・バンドの新しい時代の幕開けを感じさせる
興味深いアルバムです。
大好き度：★★★
◎なかでもこの１曲！→「Stompin' And Jumpin'」
タイトルからして嬉しくなるアーニー・ウィルキンスのアレンジによるジャンプ・
ナンバー。
なんだかんだ言っても、ベイシー・バンドのジャンプ・ナンバーは理屈抜きに
楽しめますし、ちろんソニー・ペインも絶好調！
1.Blues Inside Out
2.Big Red
3.Trick or Treat
4.Lady in Lace
5.Flute Juice
6.Lollypop
7.Slats
8.Move
9.Dolphin Dip
10.Stompin' And Jumpin'
11.Low Life
Marshall Royal,sax,clarinet; Frank Wess,sax,flute;
Bill Graham,sax; Frank Foster,sax; Charlie Fowlkes,sax;
Joe Newman,trumpet; Thad Jones,trumpet;
Wendell Culley,trumpet; Reunald Jones,trumpet;
Henry Coker,trombone; Benny Powell,trombone;
Bill Hughes,trombone;
Freddie Green,guitar; Count Basie,piano;
Eddie Jones,bass; Sonny Payne,drums;
Jan.5,1956, New York(2)
Jan.11,1956, New York(1,3-5,8-10)
Jun.26,1956, New York(7,11)
Jun.27,1956, New York(6)
Big Band Paradise
