Ella Fitzgerald
Joe Williams
Count Basie And His Orchestra
V.A.
米国の「メトロノーム」誌で毎年行われていたジャズメン人気投票の上位のミュージシャンを集めて
大手レコード会社の持ち回りで毎年制作されていた記念アルバムの1956年度版で、ベイシー・バンドは
３曲＋ピックアップ・メンバーによる１曲で参加。
ただしなぜかこの年のアルバムでは１位のミュージャンの参加はあまりなく、ビッグバンド部門でも
ベイシーは２位（１位はスタン・ケントン）だったそうです。
そんな事情には関係なく、エラとジョー・ウィリアムズのボーカル・ナンバーのEvery Day...とParty Bluesでは
二人のボーカルとバンドが思い切りノリまくって楽しいセッションを聴かせてくれます。
チャーリー・パーカーのBillie's Bounceは、前年に亡くなったパーカーを偲ぶオールスターのミュージシャン
による長大なジャム・セッション。
ラストのLady Fairはジョージ・ウォリントンの美しいピアノ・ソロ曲。
尚、このアルバム中でベイシーが演奏している曲(2-5)だけが、アルバム「One O'Clock Jump」とカップリングで
CD化されました。
大好き度：★★★
◎なかでもこの１曲！→「Basie's Back In Town」
オールド・ベイシーを彷彿とさせるアーニー・ウィルキンスの楽しいジャンプ・ナンバー。
５０年代の強力なリズム・セクションのドライブに乗って、サド・ジョーンズやフランク・フォスターなどの
スターのソロが活躍する、これぞベイシーと言う嬉しいナンバーです。
他のアルバムでお目にかかれないこの曲は、この企画の為の書き下ろしかもしれません。
1.Billie's Bounce
2.April In Paris
3.Every Day I Have The Blues
4.Party Blues
5.Basie's Back In Town
6.Lady Fair
Thad Jones,trumpet; Eddie Bert,trombpne; Tonny Scott,clarinet;
Lee Konitz,alto sax, Zoot Sims,tenor sax; Al Cohn,tenor sax;
Serge Chaloff,baritone,sax; Billy Talor,piano; Tal Fallow,Guitar;
Teddie Charles,vibes; Charlie Mingus,bass; Art Blakey,drumes;
Jun.18,1956(1)
Ella Fitzgerald,vocal;(2,3)
Joe Williams,vocal;(3)
Marshall Royal,sax; Frank Wess,sax; Frank Foster,sax;
Bill Graham,sax; Charlie Fowlkes,sax;
Joe Newman,trumpet; Thad Jones,trumpet;
Wendell Cully,trumpet; Reunald Jones,trumpet;
Henry Coker,trombone; Ben Powell,trombone;
Bill Hughes,trombone;
Freddie Green,guitar; Count Basie,piano;
Eddie Jones,bass; Sonny Payne,drums;
Jun.26-27,1956(2,3,5)
Ella Fitzgerald,vocal; Joe Williams,vocal;
Joe Newman,trumpet; Thad Jones,trumpet;
Henry Coker,trombone; Frank Wess,sax;
Freddie Green,guitar; Count Basie,piano;
Eddie Jones,bass; Sonny Payne,drums;
Jun.26,1956(4)
George Wallington,piano;
Jul.18,1956(6)
Big Band Paradise
