How About This

Kay Starr & Count Basie (and his Orchestra)



女性ボーカルのケイ・スターがベイシー・バンドをバックに唄うアルバムで、アレンジと指揮は
ディック・ハイマン。
ケイ・スターのボーカルもなかなかスィンギーで良いのですが、ここではバックバンドに徹して
いるベイシー・バンドがボーカルのバックバンドとしてはこれ以上は望めないほどの完璧な
演奏を聴かせています。
ジャケットに記載はないのですがバンドのメンバーはあの「Straight Ahead」と同じメンバー
だそうで、ここでもハロルド・ジョーンズの華麗でゴージャスでスィンギーなビッグバンドドラム
がたっぷり堪能できてもうサイコー!としか言いようがありません。
スローテンポでしっとり聴かせるブルージーなナンバーBaby Won't You Please Come Home
では、4ビート・ドラム的には一番難しいと思われるこのテンポの曲をこれくらい華麗に叩ける
ドラマーは他にいないと思います。
しかし、右のジャケットはちょっとイタダケナイなぁ。。。

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲!→「Hallelujah I Love Him So」
ミディアム・ファーストでスィンギーに唄うゴスペル調のナンバー。
間奏コーラスでのテュッティも含めたバンドの演奏ががこれまたゴージャスで嬉しいですし、
ケイ・スターもこのアルバムの中で一番のノリだと思います。

1.I Get The Blues When It Rains
2.God Bless The Child
3.Baby Won't You Please Come Home
4.Ain't No Use
5.Keep Smiling At Trouble
6.If I Could Be With You
7.My Man
8.Hallelujah I Love Him So
9.I Can't Stop Loving You
10.Goodtime Girl
11.A Cottage For Sale

Dec.1968, New York

Big Band Paradise