Fun Time

Count Basie Big Band



1975年のモントルーJAZZフェスティバルのライブ。
面白いのは「Basie Big Band」のわずか一月前の録音にもかかわらず同アルバムからの
ナンバーが皆無で、ネステコ・ナンバーもFun Timeの一曲のみである点です。
50年代からのお馴染みのナンバーでノリまくるのは勿論ですが、特にテナー・フューチャー
のバラードBody And Ssoulでのジミー・フォレストの入魂のソロは素晴らしく、エディ・ロック
ジョウ・ディビスに匹敵する魅力を持つテナーのスター・プレイヤーですねー。
定番のジャンプナンバーWhirley Birdで、テュッティの後のベイシーの「ブッチ・マイルス!」
の一言と共に延々とドラム・ソロに入るあたりの演出はサイコーです。

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲!→「Why Not」
ニール・ヘフティのオリジナルで、ベイシーのピアノのソロでテンポをリードしてからリズム・
セクションのイントロを経てテーマに入る得意のパターンで始まる楽しいジャンプ・ナンバー。
後半はゴージャスなテュッティで楽しませてからベイシー・スタイルのエンディングで終わる
まさに「ベイシー!」を満喫できる曲です。

1.Fun Time
2.Why Not
3.Lil' Darlin'
4.In A Mellow Tone
5.Body And Soul
6.Good Time Blues
7.I Hate You Baby
8.Lonesome Blues
9.Whirley Bird
10.One O'Clock Jump

Eric Dixon,sax,flute; Danny Turner,sax,flute;
Bobby Plater,sax,flute; Jimmy Forrest,sax;
Charlie Fowlkes,sax;
Sonny Cohn,trumpet,flugel; Frank Szabo,trumpet,flugel;
Pete Minger,trumpet; Dave Stahl,trumpet;
Bob Mitchell,trumpet;
Al Gray,trombone; Curtis Fuller,trombone;
Bill Hughes,trombone; Mel Wanzo,trombone;
Freddie Greene,guitar; Count Basie,piano;
John Duke,bass; Butch Miles,drums;
Bill Caffey,vocal;

Jul.1975, Montreux

Big Band Paradise