Basie

Count Basie And His Orchestra



「アトミック・ベイシー」と言った方が通りがいいですねー。
ルーレットに移籍したベイシー・バンドがニール・ヘフティの作編曲で大プレイクしたこの
アルバムからスタートしたルーレット専属時代は、アレンジ・アンサンブル・ソリストの
三拍子がそろった黄金期と言って良いと思います。
随所に出てくるエディ・ロックジョウ・ディビスのテナーのソロがとにかくカッコいいー！
ライブの定番になった「Wirly-Bird」はこのアルバムが初スタジオ録音。
尚、ルーレットのオリジナル(R-52003)は11曲構成ですが、市販されているLPの多くは
何故かDouble-OとMidniteが含まれない9曲構成のものがほとんど（理由不明）。
中央ジャケットもルーレットレーベルのLPですが、何故かMidnightが抜けた10曲バージョン。
「The Complete Atomic Basie」としてリリースされているCDは同日の録音とされる3曲
（Silks And Satins, Sleepwalker's Serenade, The Late Late Show）のボーナス付きで、
さらに近年リリースされた「The Atomic Mr.Basie」とタイトルされたCDは上記に加えて
アルバム「Sessions,Live」のベイシーバンドの6曲が収録された超お買い得盤です。
Blue Noteレーベルから発売されたCD（右ジャケット）のカラーには思わずギョっ！

大好き度：★★★★

◎なかでもこの１曲！→「Lil' Darlin'」
ベイシー・バンドのみならず、ビッグバンド史上に燦然と輝くこの一曲！
絶妙の超スロー・テンポによるアンサンブルとラッパのソロがとにかく美しい、の一言。
有名なフレディー・グリーンのアルペジオ・ソロも楽しめます。

1.The Kid From Red Bank
2.Duet
3.After Supper
4.Fight Of The Foo Birds
5.Double-O
6.Teddy The Toad
7.Wirly-Bird
8.Midnite
9.Splanky
10.Fantail
11.Lil' Darlin'

Marshall Royal,sax; Frank Wess,sax; Frank Foster,sax;
Eddie 'Lockjaw' Davis,sax; Charlie Fowlkes,sax;
Snooky Young,trumpet; Wendell Cully,trumpet;
Thad Jones,trumpet; Joe Newman,trumpet;
Henry Coker,trombone; Al Gray,trombone;
Benny Powell,trombone;
Freddie Green,guitar; Count Basie,piano;
Eddie Jones,bass; Sonny Payne,drums;

Oct.21,1957,New York(1,2,4-8,11)
Oct.22,1957,New York(3,9,10)

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Big Band Paradise