The Atomic Period

Count Basie And His Orchestra



アルバムタイトルどおりアトミック時代の最強メンバーによるヨーロッパ公演でのライブで、
オリジナルはデンマーク盤。
お馴染みの曲をサービス精神旺盛のライブでいろいろ楽しませてくれます。
Bag A Bonesは、ベイシー・バンドでは珍しいトロンボーン・セクションを大フューチャーした
アップテンポ・ナンバーで、分厚いサウンドのトロンボーン・ソリは圧巻!
Basie Boogieはベイシーのトスライド奏法が炸裂です。
Old Man Liverではソニー・ペインのドラム・ソロがたっぷり楽しめますし、Cuteの冒頭では
なんとメンバーのコーラス合わせたフレディー・グリーンのソロまで飛び出します。
The DeaconとCuteはTV放映用の収録からのもので、この映像はビテオ「In Concert」で
見ることができます。
オリジナル盤LPのジャケットではCuteをSixteen Men Swingingとの誤クレジットあり。
アルバム「The Atomic Band Live In Europe」も中身は同じ。
右から二つ目はドイツ盤CDバージョン。
右端の怪しいデザインは、曲順が異なる英国盤CDバージョンのジャケットです。

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲!→「The Midgets」
ご存じジョー・ニューマン作のアップテンポ・ナンバー。
前半のジョー・ニューマンとフランク・ウェスのフルートのソロも素晴らしいですが、後半の
エディー・ジョーンズのベース・ソロが圧巻です。
延々と四分音符のベース・ワークのソロで観客をうならせた上に、フレディー・グリーンの
リズムギターとの掛け合いまであり、観客も大受けです。

1.Shiny Stockings
2.H.R.H.
3.Bag A Bones
4.The Deacon
5.Whirly Bird
6.In A Mellotone
7.The Midgets
8.Basie Boogie
9.Old Man River
10.Cute

Marshall Royal,sax,clarinet; Frank Wess,sax,flute; Frank Foster,sax;
Billy Mitchell,sax; Charlie Fowlkes,sax,flute,clarinet;
Thad Jones,trumpet; Joe Newman,trumpet;
Wendell Cully,trumpet; Snooky Young,trumpet;
Henry Coker,trombone; Benney Powell,trombone; Al Grey,trombone;
Freddie Green,guitar; Count Basie,piano;
Eddie Jones,bass; Sonny Payne,drums;

Feb.3,1959, Lausanne(1-3,5-9)
Feb.6,1959, Zurich (4,10)

Big Band Paradise