The Count At The Chatterbox

Count Basie & His Orchestra


ペンシルバニアにあるウィリアム・ペン・ホテルのサパークラブ「Chatterbox」からのライブ中継ラジオ放送音源で、古い音源をLP化している Jazz Archives シリーズのうちの1枚。
この時代のベイシー・バンドはベイシーのピアノとスター・プレイヤーのソロがメインのスタイルで、バッキング以外のアンサンブルはサックス・ソリくらいです。
ベイシーのソロはほとんどラグタイム・ピアノですが、オールドベイシー時代以降とは対照的に躍動するベイシー・ピアノを楽しめます。
ウォルター・ペイジとジョー・ジョーンズによるズン・ズンと響くリズムが強烈ですが、この時点ではまだフレディ・グリーンが入団していなかったのですね。
ジャケットにはビリー・ホリデイのクレジットがありますが、収録曲では出番がありません。
中央ジャケットは1995年リリースのオランダ盤CDバージョン。
後年にリリースされた右ジャケットCDも中身は同じ。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲! → 「King Porter Stomp」
ジェリー・ロール・モートンの軽快なラグタイム・ナンバー。
一糸乱れぬサック・ソリが見事です。

1.Shoe Shine Swing
2.Oh, Lady Be Good
3.St.Louis Blues
4.Tottersfield Stomp
5.Rug Cutters Swing
6.Moten Swing (Theme)
7.King Porter Stomp
8.I'll Always Be In Love With You
9.You Do The Darndest Things, Baby!
10.Swinging At The Daisy Chain
11.Oh, Lady Be Good No.2
12.Yeah Man!

Joe Keys,Carl 'Tatti' Smith,Back Clayton:trumpet
Don Minor,George Hunt:trombone
Caughey Rberts,Lester Young,Herschel Evans,Jack Washington:reeds
William 'Count' Basie:piano
Walter Page:bass
Claude Williams:guitar,violin
Jo Jones:drums
Jimmy Rushing(3,9),Billie Holiday:vocal

Jan.10,1937,Pennsylvania (6-10)
Feb.8,1937,Pennsylvania (1-3)
Feb.10,1937,Pennsylvania (5,12)
Feb.12,1937,Pennsylvania (4,11)