Good Time Blues

Count Basie & His Orchestra

21世紀に入ってからリリースされた1970年春の東欧ハンガリーのブダペストでのライブ音源。
発掘音源らしいイマイチの録音音響ですが、ライブの熱気は十分に伝わって来ますね。
高速ナンバーは全般的にテンポが速めですが、特にありえないくらいの超速で一気に駆け抜ける Summertime はハラハラものです。笑
マーシャル・ロイヤルやチャーリー・フォークスのいないサックス・セクションはやはり迫力不足を感じてしまいますが、エディ・ロックジョウ・デイビスとハロルド・ジョーンズがソロで見せ場を作るのは、この時代のベイシー・バンドならではですね。
Four or Five Times と The Party's Over の２曲は、ステージ映えするスインギーなボーカル・ナンバー。
クロージングの One O'CLock Jump～Jumpin' At The Woodside は定番ですが、通常ならボーカル・ナンバーからいきなりクロージングはありえないと思うので、クロージング前の盛り上げ曲が何だったかは興味あるところです。
尚、「I Needs To Be Bee'd With」は「Cherry Point」の誤クレジット。
怪しいレーベルっぽいジャケット・デザインですが、一応、PABLO レーベルでのリリースです。

大好き度：★★★

◎なかでもこの１曲！ → 「Hittin' Tweleve」
元々ノリの良いナンバーですが、相変わらずの強烈なビート感で怒涛のごとくスイングしてます。

1.Hittin' Twelve
2.Frankie And Johnnie
3.Summertime
4.I Needs To Be Bee'd With
5.Cute
6.Light And Lovely
7.A Night In Tunisia
8.Sunset Glow
9.Magic Flea
10.Good Time Blues
11.Four or Five Times
12.The Party's Over
13.One O'CLock Jump
14.Jumpin' At The Woodside

Gene Coe,Sonny Cohn,Harry "Sweets" Edison,Waymon Reed:trumpet
Frank Hooks,Grover Mitchell,Mel Wanzo:trombone
Bill Hughes:bass trombone
Bobby Plater:alto sax,flute
Bill Adkins:alto sax
Eric Dixon:tenor sax,flute
Eddie "Lockjaw" Davis:tenor sax
Cecil Payne:baritone sax
Count Basie:piano
Freddie Green:guitar
Norman Keenan:bass
Harold Jones:drums
Mary Stallings:vocal

Apr.16,1970, Budapest,Hungary