At The Famous Door 1938-1939

Count Basie And His Orchestra

ニューヨークのクラブ「Famous Door」からのライブ中継ラジオ放送音源で、古い音源をLP化している Jazz Archives シリーズのうちの1枚。
手に汗握る超速ナンバーあり、スインギーなボーカル・ナンバーありのエンターテイメントな曲の連発ですが、フレディ・グリーンが加わったオール・アメリカン・リズムセクションのドライブ感がハンパないですね。
スター・プレイヤーに中でも全盛期のレスター・ヤングのソロがたっぷり聴けるのも嬉しい。
全編を聴いてみると、この頃にはオープニング/クロージングの One O'Clock Jump が定着していたようです。
「Nagasaki」はグレン・ミラー・バンドによる「Slip Horn Jive」として知られる目まぐるしいジャイブ・ナンバーですが、なぜ「Nagasaki」と呼ばれるのかは判りません。
尚、(11)～(13)は Famous Door ではなくて、シカゴの Hotel Sherman の The Panther Room からのライブ中継のようです。

大好き度：★★★

◎なかでもこの１曲！ → 「Doggin' Around」
ハーシャル・エヴァンス作のジャイブ・ナンバー。
スターが次々に登場するソロ・リレーの最後はジョー・ジョーンズの熱いソロで盛り上がります。

1.Indiana
2.Nagasaki
3.Doggin' Around
4.I Haven't Changed A Thing
5.Out The Window
6.Ta Ta
7.Love Of My Life
8.John's Idea
9.King Porter Stomp
10.Year Man!
11.Jump For Me (Southland Shuffle)
12.Moten Swing
13.Darktown Strutter's Ball
14.Rock-A-Bye Basie
15.Indiana

Ed Lewis,Buck Clayton,Harry Editon,Shad Collins(11-14):trumpet
Dan Minoe,Genny Morton,Dickie Wells:trombone
Earl Warren:alto sax
Lester Young,Herschel Evans/Buddy Tate(11-14):tenor sax,clarinet
Jack Washington:baritone sax,alto sax
Count Basie:piano
Freddie Green:guitar
Walter Page:bass
Jo Jones:drums
Helen Humes:vocal(4,7)

Aug.9,1938 (9)
Aug.24,1938 (2-4)
Sep.6,1938 (1,5)
Sep.13,1938 (6-8)
Oct.9,1938 (10)
Oct.13,1938 (15)
Jun.4,1939 (11)
Jun.5,1939 (12,13)
Summer(Jul.15),1939 (14)

Big Band Paradise