Live In Europe

Count Basie & His Orchestra



これはLP/CDとしてのアルバムではなく、1980年の欧州公演のうち
パリのコンサート・ホールで行われたライブの模様をフランス国営TVが
放映した映像が日本でLDとして発売されたもので、音はモノラル録音。
おなじみのナンバーを特に盛り上がりもなく最後まであっさりとした演奏で
聴かせるなかで、ベースのクリーヴランド・イートンの楽しそうな表情だけが
印象に残る映像です。
ケシカランのはただの一度もフレディ・グリーンのアップ・シーンが無い事で、
これを撮影したカメラマンとディレクターはクビにしたいですね。(笑)
超絶ナンバーBasieの後に立て続けに演奏されるJumpin' At The Woodside
では、さすがにケニー・ヒンとエリック・ディクソクンのテナー・バトルが息切れ
して曲のテンポにおっついていないのがちょっと気の毒。
同一ステージでGood Time Bluesが同じソロ・オーダーで2回演奏されて
いるのも不思議ですが、突然現れてスプランキーで一曲だけ叩くジョー・
ジョーンズの存在もちょっと意味不明です。

大好き度:★★

◎なかでもこの1曲!→「Sweet Georgia Brown」
ネスティコの軽快テンポ・アレンジによるおなじみのナンバー。
ドラムのグレッグ・フィールド君も楽しそうに張り切ってます。

1.Good Time Blues
2.Sweet Georgia Brown
3.Shiny Stockings
4.Jada
5.Easy Liveing
6.In A Mellow Tone
7.Freckle Face
8.Good Time Blues
9.Basie
10.Jumpin' At The Woodside
11.Splanky
12.One O'Clock Jump

Pete Minger,trumpet; Sonny Cohn,trumpet;
Darle Carley,trumpet; Frank Szabo,trumpet;
Booty Wood,trombone; Bill Hughes,trombone;
Dennis Wilson,trombone; Grover Mitchell,trombone;
Eric Dixon,sax; Bobby Plater,sax; Danny Turner,sax;
Kenny Hing,sax; Johnny Williams Jr.,sax;
Count Basie,piano; Freddie Green,guitar;
Cleveland Eaton II,bass; Gregg Field,drums;
Joe Jones,drums(11)

Oct.22,1980,Paris

Big Band Paradise