Topeka,Kans.Feb.'55

Count Basie And His Orchestra
Lester Young
Stan Getz
Joe Williams
Sarah Vaughan



ベイシー・バンドを始めとするバードランド・オールスターズのツアー・ライブのうちカンザス州
トペカでの公演からベイシー・バンドの演奏を収録したアルバム。
ソロ・ゲストプレイヤーとしてレスター・ヤング、スタン・ゲッツも登場し、ジョー・ウイリアムスと
サラ・ヴォーンの両ボーカル・ナンバーも堪能できる白熱ライブ・アルバムです。
前年のカーネーギー・ホールでのコンサートのツアー版とも言えるライブですが、前月から
ガス・ジョンソンに替わり参入したソニー・ペインがいきなり存在感を爆発させてますね。(笑)
トリッキーな声と口調が特徴的なバードランドの名物司会者ピー・ウィー・マーケットによる
イントロデュースから間髪を入れずに始まるWhy Notはいつになくハイテンション。
Jumpin' at the WoodsideやEvery Tubでのレスター・ヤングは相変わらずのクールさですな。
スタン・ゲッツによるEasy Livingでのバラード・ソロはメチャ美しいです。
サラ・ヴォーンのボーカル・ナンバー8曲は貫禄のステージ。
最後の2曲はアンコールとありますが、ちょっと尻切れトンボになっているのが不思議。
右ジャケットはこのアルバムの内容に、同ツアーでのジョージ・シアリング・クインテットと
エロール・ガーナー・トリオの演奏も含めた2枚組CDジージョン。

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲!→「Dinner With Friends」
日本の某「すべらない」TV番組のオープニング・テーマでも有名になった超絶ナンバー。
ライブならではの白熱ぶりに加えて、後半はソニー・ペイン独壇場の延々ソロが披露されて
大ウケ・バージョンです。

1.Theme:Lullaby of Birdland~Why Not?
2.Basie Talks
3.Jumpin' at the Woodside
4.I'm Confessin'
5.Every Tub
6.Every Day I Have the Blues
7.Shake, Rattle and Roll
8.Dinner With Friends
9.Little Pony
10.Easy Living
11.Blues
12.Blee Blop Blues
13.S'Wonderful
14.Easy To Remember
15.East Of The Sun
16.How Important Can It Be
17.That Old Devil Moon
18.Idle Gossip
19.Make Yourself Comforable
20.Padido~End Theme:Lullaby of Birdland
21."Chris Crossed"
22.The Comeback

Wendell Culley,trumpet; Reunald Jones,trumpet;
Thad Jones,trumpet; Joe Newman,trumpet;
Henry Coker,trombone; Bill Hughes,trombone;
Benny Powell,trombone;
Marshal Royal,alto sax,clarinet; Bill Graham,alto sax;
Frank Wess,tenor sax,flute; Frank Foster,tenor sax;
Charlie Fowlkes,baritone sax;
Count Basie,piano; Freddie Green,guitar;
Eddie Jones,bass; Sonny Payne,drums;
Lester Young,tenor sax;(3)-(5)
Joe Williams,vocal;(6)-(8)
Stan Getz,tenor sax;(9)-(12)
Sarah Vaughan,vocal;(13)-(20)

Feb.1955,Topeka,Kansas

Big Band Paradise