Count Basie and his Orchestra
あの「Straight Ahead」をレコーディングする直前の欧州公演でのライブ。
国内盤（中央＆右）のジャケットには「In Sweden」とありますが、ライナーの記載や各種の資料から推察すると
1968年7月23日と24日に出演したフランスのAntibes Jazz Festivalでの演奏のうちの7月23日分のライブ録音のようです。
オープニングからロックジョウ・ディビスの白熱のテナー・ソロが楽しめるCherokeeやダイナミックなアンサンブルが大迫力の
Night In Tunesiaでいきなりテンションが上がりますし、超絶アップテンポ・ナンバーのThe Magic FleaやWhirly Birdでは、
名手ハロルド・ジョーンの華麗なドラミングがたっぷり楽しめて嬉しいです。
Boone TalkやI Got Rhythmはリチャード・ブーンのヨーデル・スキャットも飛び出す異色のボーカル・ナンバー。
エリントン・ナンバーAll Heartではマーシャル・ロイヤルの妖艶で華麗なアルトが素晴らしいです。
このJazz Festivalのライブは、この他にアルバム「Live In Antibes,1968」があります。
どのジャケットのバージョンも中身は同じで右側ふたつは国内盤。
大好き度：★★★
◎なかでもこの１曲！→「Hittin' Tweleve」
いかにもベイシーらしく楽しくスィングする軽快なブルース・ナンバー。
後半のダイナミックなアンサンブル・テュッティと、バシっと決まるドラムのフィルイン
が本当に気持ちいいですよねー。
1.Cherokee
2.Night In Tunesia
3.Boone Talk
4.Stormy Monday Blues
5.The Magic Flea
6.All Of Me
7.Hittin' Tweleve
8.All Heart
9.Wee Baby BLues
10.In A Mellotone
11.I Got Rhythm
12.Whirly Bird
Marshall Royal,sax,clarinet; Bobby Plater,sax,flute;
Eric Dixon,sax,flute; Eddie "Lockjow" Davis,sax;
Charles Fowlkes,sax;
Gene Goe,trumpet; Sonny Cohn,trumpet;
Oscar Brashear,trumpet; Al Aarons,trumpet;
Harlan Floyd,trombone; Grover Mitchel,trombone;
Richard Boone,trombone,vocal; Bill Hughes,trombone;
Count Basie,piano; Freddie Green,guitar;
Harold Jones,drums; Norman Keenan,bass;
Yvonee Lanauze,vocal;
Jul.1968, Juan-les-Pins,France
Big Band Paradise
