もうひとつの武満徹

角田健一ビッグバンド

同名のコンサートが平成19年度文化庁芸術祭の大衆芸術部門優秀賞を受賞した記念に同じプログラムで制作されたアルバムで、(9),(10)は角田健一のオリジナル。
現代音楽以外にも多くの映画音楽も手掛けた武満徹の一面を再認識させるアルバムですが、大編成の吹奏楽団とかが相応しい音楽的スケールかも知れません。

大好き度:★★

◎なかでもこの1曲! → 「武満徹に捧ぐ Ⅰ.ザ・スピリット」
日本人によるJAZZへの問いかけともとれるナンバー。
和テイストとジャージーなパートとの対比による緊張感は秋吉敏子のイメージにも通ずるところがあります。

1.白い朝 「白い朝」より
2.ワルツ 「他人の顔」より
3.死んだ男の残したものは
4.MI・YO・TA
5.小さな空
6.青春群像 「写楽」より
7.訓練と休息の音楽 「ホゼー・トレス」より
8.どですかでん
9.武満徹に捧ぐ Ⅰ.ザ・スピリット
10.武満徹に捧ぐ Ⅱ.回想
11.アンコール 〇と△の歌

田中哲也,浦田雄揮,高瀬龍一,宮本やすし:trumpet,flugel
中路英明,橋本佳明,高橋英樹,朝里勝久,角田健一(6,11):trombone
白石孝司:alto sax,clarimet,flute
鈴木直樹:alto sax,clarinet
川村裕司:tenor sax,soprano sax,flute
河村英樹:tenor sax,soprano sax,clarinet
丹羽康雄:baritone sax,bass clarinet
萱生昌樹:alto sax,flute
板垣光弘:piano
古西忠哲:bass
小山太郎:drums
伊勢久視(1-10):horn
本間雅智(3,6-10):tuba
大井貴司(1,5,7,8):vib
永生元伸(6,11):banjo
岡部洋一(6,7,8):percussion

Apr.8-9,2008,Tokyo