Toshiko Akiyoshi - Lew Tabackin Big Band
トシコ／タバキン・バンドの初の日本公演のライブの実況アルバム。
秋吉敏子にとって特別な意味を持つこの帰国公演のために、すでに前作で用意された
Road Time Shuffleの他にさらに３曲の新曲が披露され、ステージの始めから終わりまで
秋吉敏子の洗練された音楽とソリストをはじめとする素晴らしいバンドの演奏で日本の
ファンの大喝采をあびました。
ルー・タバキンのテナーとフルートのソロにも圧倒されますし、ディック・スペンサーや
ゲイリー・フォスター等のソロプレイも素晴らしいです。
ステージの最初に「これからチューニングします」と言っていきなりロングトーンを始めて
観客をびっくりさせたTuning Upは、普段の練習でロングトーンに悩まされている学生
バンド・プレイヤー向けのユーモアですね。
なおKogunのイントロとエンディングの和楽器（鼓）は、本当の鼓奏者が参加しています。
大好き度：★★★★★
◎なかでもこの１曲！→「Warning:Success May Be Hazardous To Your Health」
このアルバムで始めて紹介されるアップテンポの軽快な２ビート・ナンバー。
後半でドラムのピーター・ドナルドが長いソロで大熱演します。
ピーター・ドナルドのタイコはメリハリがあって結構、好きなんですよね。
1.Tuning Up
2.Warning:Success May Be Hazardous To Your Health
3.Henpecked Old Man
4.Soliloquy
5.Kogun
6.Since Perry/Yet Another Tear
7.Road Time Shuffle
Bobby Shew,trumpet; Steven Huffsteter,trumpet;
Mike Price,trumpet; Richard Cooper,trumpet;
Jim Sawyer,trombone; Bill Reichenbach,trombone;
Jimmy Knepper,trombone; Phill Teele,trombone;
Dick Spencer,sax; Gary Foster,sax; Lew Tabackin,sax,flute;
Tom Peterson,sax; Bill Byrn,sax;
Peter Donald,drums; Don Baldwin,bass;
Toshiko Akiyoshi,piano;
Kisaku Katada,kotsuzumi; Yutaka Yazaki,Ohtsuzumi;
Jan-Feb.1976, Tokyo/Osaka
Big Band Paradise
