Toshiko Akiyoshi - Lew Tabackin Big Band
トシコ／タバキン・バンドのスタジオ録音アルバムの第４作。
日本の一大公害事件となった水俣病を題材にした大作「ミナマタ」を含む話題作です。
Sumie（すみ絵）は、７０年の日本のシャープス＆フラッツのアルバムでも演奏され、
ここではルー・タバキンのフルート・ソロにスポットあてたナンバーとなっています。
Transienceではビル・パーキンスの叙情的かつダイナミックなバリトン・ソロが素晴ら
しいです。
大好き度：★★★
◎なかでもこの１曲！→「Minamata」
音楽家秋吉敏子が、水俣病の事件をジャズと言う音楽を使って後生に伝えるために
作ったと言う描写曲。
秋吉敏子の作編曲もさる事ながら、ソロを含むバンドの表現力が圧巻です。
和楽器や謡をも織りまぜながら、あくまでもジャズである事にこだわった作品です。
冒頭のボイスは秋吉敏子の娘のミチル・マリアーノ。
1.Studio J
2.Transience
3.Sumie
4.Minamata
Peaceful Village
Prosperity & Consequence
Epilogue
Steven Huffsteter,trumpet; Bobby Shew,trumpet;
Mike Price,trumpet; Richard Cooper/Jerry Hey,trumpet;
Bill Reichenbach,trombone; Charlie Loper,trombone;
Britt Woodman,trombone; Phill Teele,trombone;
Dick Spencer,sax; Gary Foster,sax; Lew Tabackin,sax,flute;
Tom Peterson,sax; Bill Perkins,sax;
Peter Donald,drums; Don Baldwin,bass;
Toshiko Akiyoshi,piano;
Hisao Kanze,utai; Tadao Kamei,ohtsuzumi;
Hayao Uzawa,kotsuzumi; Michiru Mariano,voice;
Hiromitsu Katada,kakko;
Jun.1976, Hollywood
Big Band Paradise
