Thad Jones/Mel Lewis Oechestra
サド・メル・オーケストラ末期のベルリンでの２枚組ライブ・アルバム。
ジャケット・デザインもイマイチでブックレットもデータのみの粗末な作りですが中身は素晴らしく、
オープニングからアンコールまでライブの全容がクリアな音質で収録されている貴重な音源です。
演奏曲はこのバンドの初期の代表的なナンバーのオンパレードですが、迫力あるアンサンブルと
次々に繰り出すソロ・プレイがいずれも素晴らしく、サド・メル末期の輝きを伝えるアルバムですね。
サド自身のコルネット・ソロによるBody and Soulは、この曲の魅力を再認識させる好演。
A Child Is Bornはジム・マクリーニのピアノ・ソロの独壇場です。
超絶テク・ナンバーFingersは、数ある音源の中でもトップクラスの即免停スピード違反級（笑）。
バンド全体をグイグイ引っ張るビートを叩き出すジャスパー・ランドガードのベースが大好きです。
大好き度：★★★★
◎なかでもこの１曲！→「Don't Get Sassy」
出だしからいつになくハイ・テンションのお馴染みのシャッフル・ナンバー。
バンド・アンサンブルとソロのバトルに手に汗を握ります。
1.The Second Race
2.Willow Weep For Me
3.ABC Blues
4.Sixty First And Richard
5.Body and Soul
6.Don't Get Sassy
7.A Child Is Born
8.Fingers
9.The Intimacy Of The Blues
Thad Jones,Trumpet; Mel Lewis,drums;
Larry Moss,trumpet; Irvin Stokes,trumpet;
Simo Salminin,trumpet; Ron Tooley,trumpet;
John Mosca,trombone; Lu Robertson,trombone;
Lilly Bienenfield,trombone; Doug Purviance,trombone;
Dick Bienenfeld,trombone;
Dick Oatts,alto/soprano sax,clarinet,flute;
Steve Coleman,alto sax,clarinet,flute;
Rick Perry,tenor sax,flute; Robert Rockwell,tenor sax,flute;
Charles Davis,baritone sax,clarinet,bass clarinet;
Jasper Lundgaard,bass; Jim McNeely,piano;
Oct.2,1978, Berlin
Big Band Paradise
