渡辺貞夫
原信夫とシャープス＆フラッツ
バークリー留学から帰国して２年目で日本にボサ・ノヴァＪＡＺＺを大流行させた世界のナベサダこと渡辺貞夫が、
同年のニューポートＪＡＺＺフェス出演の快挙を成し遂げたばかりのシャープス＆フラッツと共演したアルバム。
収録曲としてはいきなり８ビートＲ＆Ｂから始まったかと思えば得意のホサ・ノヴァあり、スタンダードあり、
さらにはアバンギャルドなオリバー・ネルソンからマイルス／ギル・エバンス路線まで出てきて
ちょっと目を白黒させられるレパートリーです。
Music Breakは当時のナベサダＴＶ番組のテーマ曲で渡辺貞夫のオリジナルですが、
何故かおなじみの「ディサフィナード」にイメージがもろダブリンコ。
タクト・レコードのオリジナル・ジャケット（左）の和田誠のイラストは好きだなあ。
Useless Landscape は、RCAからの再発盤（ジャケット中央＆右バージョン）では
何故か In The Wee Small Hours Of The Morning に差し替えられてます。
右ジャケットは1973年のLPバージョンですが、ちょっとイタダケない。。。
大好き度：★★
◎なかでもこの１曲！→「Anacrucis」
オリバー・ネルソン作曲のモダンサウンドが心地よいジャージーなナンバーで、編曲は
ジョー・プリシェック。
この頃にシャープス＆フラッツがこんなカッコいい事やってたなんて、ちょっと意外。。。
1.Booze & Baby's Boogie
2.Nardis
3.Useless Landscape
4.Anacrucis
5.Music Break
6.Corcovado
7.Quebec
8.So Nice
9.Days Of Wine And Roses
渡辺貞夫：sax,flute
森川周三：trumpet; 福島照之：trumpet;
篠原国利：trumpet; 佐波博：trumpet;
鈴木弘：trombone; 谷山忠男：trombone;
中川英昭：trombone; 中島正弘：trombone; 越智治夫：trombone;
前川元：alto sax; 谷口和典：tenor sax;
鈴木孝二：alto sax; 村岡健：tenor sax; 森川信幸：baritone sax;
竹内弘：bass; 小川俊彦：piano; 中村吉夫：drums;
千葉馨：flugel horn; 中牟礼貞則：guitar; 宮田英夫：percussion;
Dec.5-6,1967,Tokyo
Big Band Paradise
