Sharps & Flats Highlights

原信夫とシャープス・アンド・フラッツ



1962年にレコーディングされながらアルバム発売されずにお蔵入りになった音源が、2009年にCDで初リリースされた物。
いずれもアンサンブルに趣向を凝らした山屋清のアレンジは、海外バンドのコピーで終わりたくないという意欲が前面に
出ているように思います。
ホール録音と思われるバランスの良い音響は好感ですが、端正なシャープの演奏はちょっと硬い気もします。
ムード・ミュージック・テイストの Moonlight Serenade は、個人的にはノー・コメント。
美女のグラビア風ジャケットは時代を感じさせますが、当時リリース計画されていた時のものかも知れませんね。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Take The 'A' Train」
サックス・ソリやブラス・アンサンブルが派手に掛け合ったり、リズムチェンジで半テンになったりの変幻自在のアレンジで、
走行時間が7分近いA列車。
ステージのアンコールとかで演ったら大ウケですな。

1.One O'Clock Jump
2.Moonlight Serenade
3.Take The "A" Train
4.Summertime
5.Who?
6.'Round Midnight
7.After You've Gone
8.Nobody Knows De Trouble I've Seen
9.On The Street Where You Live

森川周三,篠原国利,伏見哲夫,村田博:trumpet
谷山忠男,田中彰,黒飛久士,越後治夫:trombone
前川元,五十嵐明要:alto sax
原信夫,谷口和典:tenor sax
森川信幸:baritone sax
大西修:piano
竹内弘:bass
武藤敏文:drums
永田暁雄:guitar

山屋清:arr

Jan.22-25,1962,Tokyo (1,3-7)
Mar.2,1962,Tokyo (2,8,9)
Big Band Paradise