The Buddy Rich Story

Buddy Rich and his Orchestra



トミー・ドーシーやハリー・ジェームスのバンドのドラマーを勤めていたバディが、2度目の
独立でオールスター・メンバーを集めて作った2枚のビッグバンド・アルバムのうちの1枚。
アレンジはベイシー・バンドの多くのナンバーを手がけたアーニー・ウィルキンスで、(2),(3),
(5),(6),(7)はアーニー・ウィルキンスのオリジナル。
スィンギーなスタンダードあり、バップ系モダンジャズあり、さらにはハワイアンまで出てくる
多彩なアルバムですが、全編をリッチのキレの良いドラムで一気に聴かせます。
From The Sticksはタイトル通り、後半でバディのドラム・ソロがたっぷり楽しめる軽快な
ブルース・ナンバー。
強烈なブラス隊の活躍で軽快にスィングするRichcraftは、同時期のファーガソン・バンドを
思い起こさせますね。
Q・ジョーンズもびっくりの豪華な顔ぶれのメンバーが嬉しいですが、パーソネルに記載が
無いバイブラホン奏者はいったい誰でしょう?

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Clap Hands, Here Comes Charlie」
ベイシー・バンドが演奏したらハマりそうな、ご機嫌なジャンプ・ナンバー。
さすがアーニー・ウィルキンスと言う感じの軽快なアンサンブルを、バディがバリバリに
ドライブする嬉しいナンバーでございます。

1.Indiana(Back Home Again In Indiana)
2.That's Rich Man
3.Sweets Tooth
4.Song Of The Islands
5.From The Sticks
6.Astronaut
7.Richcraft
8.Yardbird Suite
9.Chrokee
10.Clap Hands, Here Comes Charlie

Stan Fishelson,trumpet; Harry Edison,trumpet;
Joe Ferrante,trumpet; Emmett Berry,trumpet;
Jimmy Nottingham,trumpet;
Jimmy Cleveland,trombone; Billy Byers,trombone;
Willie Dennis,trombone; Eddie Bert,trombone;
Earle Warren,sax; Benny Golson,sax; Al Cohn,sax;
Steve Perlow,sax; Phil Woods,sax;
John Bunch,piano; Sam Herman,guitar;
Phil Leshin,bass; Buddy Rich,drums;

Feb.-Mar,1959

Big Band Paradise