Live at the Alley Cat

Frank Capp/Nat Pierce Juggernaut



豪華メンバーで理屈抜きに楽しませる事ではピカイチのJUGGERNAUTの久しぶりの
ライブアルバム。
さすがにマーシャル・ロイヤルはいなくなってしまったものの、スヌーキー・ヤングを
始めとする強力なブラス隊がこのバンドの魅力を堪能させてくれます。
スカっと軽快にスィングするナンバーを一発カマせるオープニングは、このバンドの
嬉しい定番パターン。
コンテ・カンドリをソロフューチャーした美しいバラード It Might as Well be Springでは、
彼の魅力が爆発です。
とにかく、肩の凝らないライブ・ハウスで楽しくビッグバンドを聴くには最高のエンター
テイメント・バンドだと思います。
後半4曲はアーネスティン・アンダーソンのボーカル・ナンバー。

大好き度:★★★

◎なかでもこの1曲!→「Cat Nap」
ピアノ・ソロコーラスで始まりテーマ・アンサンブルに突入するベイシーティストが
プンプンの最速ナンバーはベイシーバンド在籍中のボブ・オジェダのオリジナル。
ジャガーノート版「Basie!」と言えば聴かずともワクワクしてしまうかも。
「Cap Nat」じゃなくて「Cat Nap」なのが紛らわしいけど(笑)。

1.A Jug or Not
2.Queer Street
3.It Might as Well be Spring
4.Candy Bar
5.Cat Nap
6.I Let a Song Go Out of My Heart
7.Sping is Here
8.Street of Dreams
9.Mever Make Your Move Too Soon

Snooky Young,trumpet; Frank Szabo,trumpet;
Conte Candoli,trumpet; Bill Berry,trumpet;
Charlie Loper,trombone; Garnett Brown,trombone;
Buster Cooper,trombone;
Dave Edwards,alto sax; Joe Romano,alto sax;
Bob Cooper,tenor sax; Red Holloway,tenor sax;
Bill Green,baritone sax;
Ken Pohlman,guitar; Chuck Berghofer,bass;
Frankie Capp,drums; Nat Pierce,piano;
Ernestine Anderson,vocal;

Jun.1978, Culver City

Big Band Paradise