Live At The Century Plaza

Frankie Capp/Nat Pierce Juggernaut



フランク・キャップとナット・ピアースが率いるジャガーノートのライブアルバム第2弾。
相変わらずの強力メンツで最高にスィングするバンドに加えて今回はジョー・ウィリアムズ
まで引っぱり出して、理屈抜きに楽しいステージを聴かせてくれます。
オープニングは例によって軽快にスィングするオールド物のFiesta In Brasswを一発かまし
てからナット・ピアース・オリジナルのミディアム・ブルースBasie's Deep Flyでベイシーに
敬意を表するステージ進行。
御大マーシャル・ロイヤルのソロ・フューチャー曲のバラードSouvenirでは、マーシャルの
ジョニー・ホッジスばりのメロウなアルトが至福の時を造りだします。
ナット・ピアースのオリジナルによるCapp This!は、タイトルから想像できるようにフランク・
キャップのショーケース・ナンバー。
アル・コーンがウッディ・ハーマンのバンドのために書いたと言うアップテンポ・ナンバーの
Tarragonでは、バスター・クーパーのワイルドなソロが健在で嬉しいですね。
ラストは何とジョー・ウィリアムズのボーカルで懐かしの?バート・バカラック・ナンバー!
まさに変幻自在のエンターティメント・バンドの面目躍如ですな。

大好き度:★★★★

◎なかでもこの1曲!→「Swing Shift」
バック・クレイトン作によるオールド・ベイシー時代の軽快スィング・ナンバー。
これこれ、これですよ、やっぱこのバンドはこう来なくっちゃあー。(笑)

1.Fiesta In Brass
2.Basie's Deep Fly
3.Souvenir
4.Capp This!
5.Tarragon
6.Swing Shift
7.Joe's Blues
8.What The World Needs Now Is Love

Al Aarons,trumpet; Bill Berry,trumpet;
Bobby Shew,trumpet; Frank Szabo,trumpet;
Garnett Brown,trombone; Buster Cooper,trombone;
Alan Kaplan,trombone; Britt Woodman,trombone;
Bob Cooper,sax; Bill Green,sax; Lanny Morgan,sax;
Herman Riley,sax; Marshal Royal,sax;
Nat Pierce,piano; Frankie Capp,drums;
Chuck Berghofer,bass; Ray Pohilman,guitar;
Joe Williams,vocal;

1978? Los Angeles

Big Band Paradise